訊問は続く……
今回もお読みになって下さりありがとうございます。
拙い文書ですがゆっくりお読みください。
「なんで冒険者になりたいんだ?領主の息子なんだからそんな無茶しなくても良いんだぞ?」
心配しながらアバローニは言う。
そう、領主の息子なんだから態々冒険者になって危険を冒す必要性̀はない。ただ、だからと言ってやってみたいだけではダメ。
「僕は冒険者になりたい理由はあります。魔法も武力も知識を持ちたいから。そして、その力で周りの人達、家族や大切な人を守りたいからです。そして、弱い人達を助けたいからです。傲慢な考えかもしれませんが…手の届く範囲の人達を笑顔で居てもらえるように力を得たいのです。あとは、広いこの世界を自分の目で見て歩いて様々な経験をしたいからです」
これは俺の本心だ。悪徳貴族や悪徳商人、盗賊などから人々を助けられる存在になりたい。ヒーロー願望かもしれないが。得た力をどの様に使うかは人次第。だからこそ、自分の為だけではなく他人の為に使いたい。まぁ最後のは我儘だ。折角、異世界に転生したのだから歩き回らなきゃ損だ。ゆっくりと世界を周りたい。貴族の柵を忘れて、気のゆくままに、のんびりとね!
「そうか…ならとことんまでやれ。もし、ゆっくりしたい時は帰って休みなさい。」
アバローニは優しく俺の気持ちを察してくれたのか優先させてくれた。そして、辛くて投げ出したくなったら何時でも戻ってきて良いと。我ながらいい親に恵まれた。良い領主に出会えた。これが俺の家族なんだと嬉しくなった。
✩★✩★✩★
現在の家族状況を整理しよう。
今、この家に住んでるのは俺を覗いて
領主のアバローニとティラム、ラメール、パールの母親三人衆とアーチンに2つ離れたクラムの義姉妹2人。そして執事が3名に侍女が6名。家族ではないが、現在常駐私兵は100人。昼夜の2交替制らしい。1小隊は10名で形成されている。1小隊は非番にし、残りは家族の警護と門番、屋敷周辺警護という感じだ。それをローテーションらしい。それにしても、貴族としては私兵少なくない??戦時では無いからこんなもの??まぁいいか!
そして俺はこの家族では珍しく、と言うよりかは貴族としては珍しく冒険者学校に行くことにしてもらった。ただ、冒険者登録は10歳にならないと出来なく学生の間はほぼランクが上がることはないらしい。ランクはどうでもいいけどな!まずは知識と力の扱い方を学ぶ為に行くのだから。
その前に家庭教師が来てくれるからまずはそこで基礎を学ぶ。そうと決まればまずは予習だな!
次の日からの俺のルーティンが決まった。
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いくらスローライフだからと言って外に出て魔物に食べられたではつまらない。ってか、痛いの嫌だから小さくて第1次成長期の今から身体を鍛える事にした。
翌朝から予習という名のトレーニングを開始した。
起きてから魔力制御をしてから中庭をジョギングペースで10周ほどする。因みに一周は100メートルほど。3歳児で1kmは走りすぎなんだけどね…体力があるから気にならないけど。
その後は空手の型、合気道の流れを行い汗を流す。
空手は小学生から。合気道は大学生から。どちらも週に2日道場に通っていたのでその復習も兼ねてだ。この身体でどこまで動けるのか確認も出来るしね。
これを朝食の時間までやる。
朝食を食べた後は木剣を2本借りて空手の型と合気道の流れを組み合わせながら動く。もちろん剣道の動きをイメージしながら木剣1本でも振る。これをお昼前まで行う。まぁ、なぜ二刀流かと言うと……
双剣ってカッコイイじゃん!的なのと、空手の動きをベースにするなら徒手空拳と双剣の方が動き易いと感じたから。
昼食を食べた後は書斎で知識の勉強だ。アーチンが時間あれば詠唱と魔法の勉強もする。文武両立と云うか文武両道と云うか文武一律と云うか異世界で武器になる者を身につける。知識も武器になるから。無知ほど危険なものはない……
そして最後に寝る前にもう一度魔力制御だ。




