プロローグ②
僕の生まれ変わる世界は女神様曰く、
人族、亜人族、魔族が住む異世界
長年3種族間の均衡が保たれていたが……魔族が人族、亜人族に戦争を2度仕掛けて来たらしい。
約1000年前に1度、約500年前に1度。
周期的にまた仕掛けてくるみたいだ。
そこで、世界の均衡を保ちたい可愛く優しい女神様は別の世界に居た地球人でアニメやマンガなど魔法とかに興味のある世代の人たちを呼んでいるんだそうだ。
俺はほぼ毎日あらゆる本を読んでいたからもちろん、ラノベやマンガもほとんど読破している。そのせいだろう…オタクではない!今までで読んだ冊数は一万を超えてる。ただ、本が好きなだけだ!ラノベより推理ものとか世界の不思議とかそう言った本が好きだしね。でも、たまにラノベやマンガも読みたくなるから読んでただけで。
そうそう、女神様が言うには生きたままだと地球の神様に悪いから亡くなった人を輪廻転生と言う形でという条件付きではあるけど。なんか、神界協定とかあるみたい。
まぁ、つまりは、僕は車に轢かれて死んだから選ばれたらしい…
「説明は以上です。では、転生してくれますよね??」
上目遣い……これでコロッと
「うん!」
って言う人が居るんだろうが僕はそうはいかない!少しでも情報を聞き出してやる!長引かせてもっと女神様と話をしたい!
「大体の事情はわかった。可愛い女神様の思いもわかった」
「じゃ!」
やべぇ!キラキラした笑顔がちょー可愛い!
「ゴホン。その前にだ!ほら、よくあるだろ?アニメとかマンガで……転生ボーナス的なの!色々選ばしてくれるんだろ?|˙꒳˙) チラッ」
あからさま過ぎたかな?
「えぇ!もちろんです!すぐに死んでしまっては困りますもの……」
悲しそうな仕草も良いな!ってか、ちょろいな…
「選ばしてくれるものを、まずは教えてくれ。それ次第だ!」
そっちの要求は飲む前提で、情報を聞き出す。命を掛けるのだから当たり前だ!だからこそ、強気に。
「分かりました!選んでもらうのはスキル、属性…それと……あっ!ステータス!初期ステータスの割り振りをお願いします。あとは、要望とかあれば聞きますよ!ジョブは転生サービスしますから安心してください♡」
最後の笑顔がちょー可愛い。それと考えてる時の仕草も…ゴホン、まずは情報だね!ジョブに関して考えなくて良いのはある意味助かる。後でちゃんと情報は聞き出すけどね!女神様と話したいからじゃないからな!決して…それにしても
「やること多いなぁ…」
「第2の人生でぽっくり死んで欲しくないんです!だ・か・ら!他に分からないことあればなんでも聞いてくださいね?」
女神様の善意を無碍にする訳にもいかないので先ずは僕は選べる物の一覧を見せて貰うことにした。
★☆★☆★☆
「はい!女神様!」
「はい」
「属性って?」
「属性は適正魔法属性を決めていただきます」
魔法!うわー1回使ってみたかったんだよ!
異世界と言えば魔法だよなぁ〜
「いくつ選べる??何種類あるの??」
「基本は火、水、風、土の4属性です。他にも治癒や解呪などが使える白魔法。逆に呪いや毒といった黒魔法がございます。あとは無属性と言って、心体強化などバフやデバフ系や生活魔法みたいな物ですね。あっ、無属性は魔力が少しあればほぼ誰でも使えるのであんまり気にしなくて良いですよー!」
無属性も合わせて7種類か…
「なるほどねぇ〜で、何種類選べるの??」
「うーん、最高はトリプル。つまりは3種類ですね」
「えぇー!3だけ??可愛い女神様?超絶可愛い女神様??あと1種類増やしてくれませんか??お願い?」
「そう言われましても…」
悩んでる顔も良いね!
「ぽっくり死んじゃうよ?3じゃ…ね?お願いします!すっごくキュートで美しい女神様!ダメ??」
上目遣い返しだ!どうだ??
「クッ…仕方ありませんね!今回だけ特別ですよ?? あの〜そしたら〜もう1回だけ言ってくれたら〜」
僕は即答する。被せ気味に!
「ありがとうございます!才色兼備の女神様♡もう貴女に会えて僕は幸せです♡キュートで華麗で美しい女神様に出会えたこの時が至福のときです!」
「はぁぁん!もう!特別に5まで選んで良いわ!もう!おだて上手なんだから!」
ちょろいwwこんなんで良いのか女神様??
まぁくれるんだし、色んな可愛い顔も見れたから良しとしよう!
「ありがとうございます!では白魔法以外の5種で」
「選ぶの早い!むぅー貴方、狙ってたわねぇ!」
「もちろん!腹の探り合いも冒険者になるなら必要ですからね!」
「そう言われたら…はぁ…今回は特別よ?私が優しくて、キュートで話が解る女神様だからだからねぇ。わかった?」
「わかってますよ。ありがとうございます。」
これで属性は決まった!
俺TUEEEE物語ではなくスローライフを目指そww
女神様には悪いけどっと心の中で密かな決意をする佳伍であった。
プロローグはもう少し続きます。
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