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怪奇要約10

怪奇要約10


 アメリカで対応した怪奇をまとめておく。●が自分たちが対応したモノ、○が他のチームが対応したモノ。


 ●アックスと子供の幽霊

 場所…某州の人家の少ない場所にある廃屋


 二十年ほど前に殺人事件があった場所に現れていた幽霊。そこの一家を皆殺しにしたのが通称アックスで、彼は通報を受けた警察によってその場で射殺されたのだが、その時に彼に殺された子供の幽霊が彼を(?)その家に捕らえてしまった。それからその家では不定期的に、子供の幽霊がアックスに殺された恨みを晴らすべく、いたぶっていたようだ。実際、私たちが行ったときはオーブンで焼かれていた。取り壊そうとする人間、つまり、復讐を止めようとする人間は呪われた。

 アックスの方はイーサンが祓って、子供の幽霊の方はジェラルドが小刀で切りつけて消した。アックスという名はその名の通り、大斧で一家をかち割って殺したためにつけられた。



 ○毛皮マス

 場所…某州の川


 見つからなかったが一応。その名の通り、毛皮の生えたマス。寒冷地でも、水質汚染のひどい所でもないのに、何故かその川に現れると言う噂が立った。見たと言う人は何人もいるが、誰も証明できるものを持っていないため、酔っぱらっていたのか、何かの見間違いかと思われて終わりである。特に何か悪さをするわけではないし、本当にいるのかは不明。



 ●ウニに似たモノ

 場所…川辺ならどこでも(ただし相当珍しい)、某州の地下洞窟からその上流


 地下洞窟に入場する人数と出場する人数がずれたことが見つかるきっかけとなった人頭大のウニのような怪奇。川辺でトゲを動かしたり転がったりしているのを見かけられることが多い。他の川辺に訪れた怪奇に寄生して、人の形を模し、人間のように振る舞い、その地下洞窟を訪れていた。人数に差ができるのは、そこにある滝で怪奇が分裂して、人の姿を保たなくなったため。ウニはそのまま滝を遡上し、上流にある溜まり場で集まっていた。繁殖が目的。その地下洞窟に結界を貼って、それから新しく小さな滝を作って、通り道を変えたことで対応した。



 ○人喰い鹿

 場所…某州山奥


 体長5mの鹿のような怪奇。形は鹿でも木に登るし、姿を消すし、空も駆けていた(らしい)。とても獰猛で、時々山道を通る車を襲って、中の人間を食べていた。残留物や車を道から外れた所に隠す知性も持っていた。ルーシーが魔術で弱らせて、マリンディが槍で突いて消した。



 ●悪霊の集合体

 場所…某州のゴーストタウン


 湿地帯にある、とあるゴーストタウン全体を支配しているモノ。ソレ以外にも関係のない幽霊や怪奇がそのゴーストタウンに集まっている。興味半分で訪れる人を呪ったり殺したりしている。タチが悪いことに、霊能力者がいるとソレは姿を消し、気配を辿ったり、何かで感知したりすることは今のところ出来ない(ジェラルドの記録したデータもダメだった)。目撃証言によると、どんどん他の怪奇を取り込んで大きくなっているらしい。そこに近づかなければ問題はないが、いずれどうなるのだろうか。



 ○砂浜の足跡

 場所…某州海岸


 夜、誰も知らないうちに砂浜に足跡ができて、それがあるホテルまで続くという現象。正体は円から足が生えているモノ。ソレらがいくつも転がって進み、スタンプのように足跡をつけていった。特に何もしなくても勝手に逃げていったらしい。



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 アメリカでもよく分からないモノはよく分からない。ただ、日本にいるときよりも、危険度の高いことをしていたと思う。これで何か成長していればよいのだが。それにしても楽しかった。

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