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登場人物紹介2

登場人物紹介2


 アメリカに行く前の分をまとめておく。戻ったら忘れていたなどということになっていたら困る。そう言えば、かつて夏休み明けに素でクラスメイトの存在を忘れていたことがあった。教室の中なのに(どこかで会ったことがあるような…)と真剣に考えかけたのを覚えている。



 霊能力者


 古見 (ふるみ)(自称)

 見た目…白髪の柔和な顔の老人。腰が曲がっている。痩せていて背が低い。

 幽霊を捕まえて博物館のように展示している結構な金持ち。70代くらい。多分肝臓か腎臓が悪い。コレクションは能力者なら誰もが見に行きたいほどのもので、みーさんにはうらやましがられた。現在、頼みごとをされている。幽霊瓶(瓶の幽霊で、幽霊を吸い込むことができる)をもらった。



 津上 (つがみ)(自称)

 見た目…背は平均で、中肉中背。黒髪短髪。額の右に切り傷がある。

 古見さんの付き人。だいたい何でもこなせる万能人。会話をしているだけで教養のある人であることがわかる。



 橘川誠 (きっかわまこと)

 見た目…背は高く、中肉中背。黒髪短髪。

 怪奇を調理する料理人。私と同じように後天的に怪奇の存在を感じるようになった。食材の調達のためある程度怪奇には対応できるが、専ら誰かから持ってきてもらうことが多いらしい。



 祗園淡 (ぎおんあわい)

 見た目…背は低く、細身。黒髪の長髪。

 丁寧な口調で話し、声が少し小さい。札を作るのが得意。協会から買っているのは祗園さん(とその弟子)が作っている。最近復帰した。そのおかげでラインナップが増えた(が高い)。趣味はDIY。



 号刀潤 (ごうなたうるみ)

 見た目…背は普通位で、黒髪、若干くせ毛。目つきが鋭い。

 快活な人。霊能力を物に帯びさせることが得意。オーダーメイドもOKと言っていたが値段を見て自分には無理だとわかった。祗園さんと仲が良い。



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 一般人


 宍戸ありす (ししどありす、芸名は宍戸アリス)

 見た目…背はやや高め。細身であるがややメリハリのある体つき。黒髪のストレートロング。涼しげな二重。美人。

 元々依頼人だったが、今ではたまに話をする間柄になった。実力派の女優。趣味がホラー漫画や軽めのオカルトで、私たちの仕事に興味を持っているが霊能力はない。親しくなったきっかけもこれ。それから、怪奇絡みの仕事を探してくれているのだが、その時は紹介料として連れていかないといけない。私より1つ年上。酒は強くも弱くもない。芸能人のオーラを消すのが特技らしい。



 城戸麗華 (きどれいか)

 見た目…背は宍戸さんと同じくらい。女性らしい体つき。黒髪のミディアムストレートでよく後ろで結っている。眼鏡をかけている。

 宍戸さんのマネージャー。カチッとした人だが、融通が利かないわけではない。かつては界隈で伝説的な電波なアイドルだった。「あなたの胃酸に恋してるwithピロリ菌」、「勝手に日光東照群」というよく分からない持ち歌がある。今の言動からは想像できない。どちらが本性なのだろうか。



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 こうやって書いてみるとあまり人と(怪奇絡みでは)親しくしていない。同じ人たちで回っている。ありがたいし、みな親切だが、そこで世界を閉じないように気を付けようと思う。


 アメリカで会った人たちは、ありがたいことに顔写真付きの名簿が配られているから忘れることはないと思う。ただこれはどうしようもないことだと思うが、同じ地域出身の人たちのどれが誰の名前かわからなくなってしまうことがある。多分向こうも「彼、日本人だっけ?、インドネシア人だっけ?」となっていることもあると思う。

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