第2話 僕とノーグロード(と汚猿惨)
第2話です。では、どうぞ。
マルク「汚猿惨!じゃなくてお猿さん!しっかりして!顔がキショ…大変な事になっちゃってるよ?!」ユサユサ!
僕はお猿さんを目覚めさせる為に体を強く揺すってしまった…<せいすい>の馴染んだ毛並み事。
汚猿惨「ボァ(自主規制)オフゥォ?!」ビビクン!ビ…ビク…………ベギュン!!
マルク「ヒイッ!どっ、どどどうしよう?このままだとお猿さんが死んじゃう」オドオド
?「あっ、マルク君今帰りましたよ~……って何があったんですか?!」
マルク「あっ!ノーグロードさん助けて~!ドアを開けたらお猿さんが汚猿さんになって<せいすい>使ったらさらに上の汚猿惨になって凄くキショ、キモ、大変な事になったんだ!」
ノーグロード「うん、君が<せいすい>使ってアジラさんにトドメを刺そうとした事は分かりました。あと、キショイとかキモイとか言わない。」
マルク「え~、だって見てよ、あの顔よだれまみれな上に白目剥いて更に奇声まで上げてるんだよ?」
お猿さん改めアジラ「ヴキショイィャ~」ビクンビクン!
マルク「ほら」
ノーグロード「いや、ほらじゃないですから。と言うか君、本人にキショイとか絶対言いましたよね。」
マルク「何で分かったの?!もしやエスパー?!」
ノーグロード「さっきから本人喋ってますよね?」
アジラ「ヴキショイィャ~」ピクン…ピクン
マルク「ノーグロードさん何言ってるの?やっぱり奇声しか上げてないじゃん。」
ノーグロード「え?」
アジラ「」ピクン………
ノーグロード「ま、まあいいでしょう。それに、そろそろアジラさんもキツそうなので助けて上げましょう。」
マルク「でも、どうやって助けるの?薬は効かなかったよ?」
ノーグロード「それは君のチョイスが拙かっただけです。なので今回は手っ取り早く魔法ですませます。」
マルク「あ、はい。」
今回の豆情報
ノーグロード=正式名:無欲なる王
補足:貪欲なる王と言うアンデット種最強の種族がいる。ノーグロードはマルク(父性本能?)によって解脱と言う特殊進化により本来、魔属性しか無かったグロゥリーロードに聖属性が付く事により誕生した。なので聖銀のドアノブも大丈夫らしい。
また聖魔混合種は今の所ノーグロードしかいない。
読んで下さった方々、ありがとうございます。
次回は魔法が出てきます。