第1話 僕とお猿さん
第1話です。森の生き物その1
マルク「はぁ~暇だな~」
ノーグロードさんに目が悪くなるから本は一日一冊って言われてるし、する事が何も残ってないんだよな~。
?「ウキキッ!」トントン!!
マルク「! はーい!!今でますよ!」タッタッタッ!
誰か来たみたいだ。と言っても、さっきの声で僕は誰が来たのかすぐ分かったけどね。
僕は彼(?)を迎え入れるためにドアを開いた…勢い良く。
?「ウッキ『メゴォ!!』ギュブルォ?!」
マルク「お、お猿サン?!」
ど、どうしよう!僕が勢い良くドアを開けたせいでお猿さんがお猿さんとは思えないキショい声を上げながら、のた打ち回ってる?!
マルク「お猿さん!キショいよ?!」
お猿さん「ウフォア?!」
って違う!つい心の(余計な)一部分が口に出てしまった!と言うより、早く何とかしてお猿さんを助けないと皆のマスコット的なお猿さんが只の、よだれまみれな汚猿さんになっちゃう?!
マルク「あっ!そうだ確かノーグロードさんの部屋に傷を治す薬があったはず!」タタタタッ!
確か棚の二段目に…あった!!
マルク「よしっ!この<せいすい>さえあれば助けられるぞ!」タタタタッ!
お猿さん「ウキショイョィァァ…」ビクンビクン
お猿さんが訳の分からない声を発しだしたので急いで<せいすい>の蓋を外して、それを振りかける。
お猿さん「腐giョォヴ毛(中略)に灼Pda禿?!」
マルク「お猿さんが一気に汚猿惨に?!何で?!」
マルクは、まだ知らない。
お猿さんが魔物であり、<せいすい>は人間には薬だが魔属性であるお猿さんには大ダメージを与える劇薬である事を。
今回の豆情報
お猿さん=正式名:初代闘猿王アジラ(擬態)
補足:闘猿と言うモンキー種最強のモンスターの王で事実上モンキー種の頂点に位置する魔属性のモンスターである。
今は息子に王の座を譲って、親友のノーグロードに誘われ、とある森で姿を偽って隠居している。
ちなみに本来のサイズは森の木々よりデカいので普段は最弱種のトイモンキーに擬態しているらしい。(強さは擬態時とあまり変わらない)
今回の怪我の原因はドアノブに聖銀が使われていたかららしい。
聖銀の効果は魔属性のモンスターに対しての特攻と、ベタベタ触っても手垢が付かない。
見て下さった方々ありがとうございます。
次回は名前ばっか出てくる、あの人物が出ます。