アホらしい最後
「転校先の変人ども!」
なんだかんだでお昼休みです。
俺は健二と校内案内がてらに学食に向かっていた。
「やっぱりクラスの全員と話す必要があるな」
「まぁそうだろうな」
廊下を歩きながら、健二と二人で犯人を探す方法を考える。
「健二は心当たりはないのか?その、犯人かもしれないやつ」
「あぁ一人いるぞ」
「何っ!?誰なんだそいつ」
「和田 舞という生徒だ」
「和田…舞?女子か?」
「あぁそうだ」
正直、女子生徒が出てくるとは思ってなかった。
「理由を聞かせてくれないか?」
「その前に、お前に聞きたい事がある」
「なんだ?」
「理由を聞いて」
「うん」
「怒らないか?」
「内容による」
「じゃぁ言わない」
「なんなのその反応!?子供か!」
「怒らないと約束しろ。そしたら教えてやる」
「怒らない」
「絶対に?」
「―――絶対だ」
「―――――実はな」
そしてついに健二は語りだした。
「さっき彼女が「いやぁ転校生の挨拶クソワロタw 私の編集力やばくね?(笑)」と言ってきたんだ」
「(笑)じゃねぇよ!てか自白!?そして確定じゃねぇか!」
「亮、怒った。約束したのに」
「だから女子か!そのリアクションやめろ!気持ち悪い」
「彼女から伝言を預かっている」
「今言う!?」
「私を見つけてみなさい。そしたら――」
「そ、そしたら?」
「ムフフな」
「む、ムフフだと!?」
「う○い棒あげる」
「景品金額税込み10円!!そして謎に意味深なんだけど!」
「ちなみに彼女は忍者の末裔で隠密に優れている」
「謎の意味不設定!」
「手加減して貰うには1分間につき千円。」
「ぼったくり!だけど現実味のあるお値段!」
俺は脱力しながら
「俺らのクラスはこんなのバッカリなのか?
半分諦めながら聞くと
「あぁ個性豊かな面子が勢揃いだ。」
「例えば?」
「リアル魔法使い。
自称魔法使い。
魔王になった元勇者。
勇者になった元魔王。
若き天才プログラマー、に見せかけたロボット。
ガチホモ。
異世界人。
元蚊。 ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
その後も続くアホらしい設定を聞きながら
俺は1つ思案する。
転校しようかな、と。
スイマセン打ちきりにさせていただきました。
次回はもっと頑張ります。




