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堕天使のいるところ  作者: ましまろ
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堕天使のワケ

突然現れた天使 カーチェスの襲撃。

天使対堕天使の戦いは一体どうなるのか。

※第1部ってかいてあるけど実際2部の続きです。

間違えて違うところ押しちゃいました。

「堕天使ごときが天使に勝てると思って・・・?」

カーチェスの顔が醜く歪む。

「ああ。思っちゃうね」

「戯言を!」

カーチェスは自分の武器 大剣を取った。

「醜い堕天使のくせに!」

「おいおい。堕天使をそんな悪く言うなよ。あんたの彼氏も・・・」

「黙れ!」

大剣がエルレスの銃を吹き飛ばす。

「やっぱあんた強いな」

「だから言っただろう?天使には勝てないと・・・」

「そーだよな」

「おとなしく負けを認めて死ぬが良い!」

大剣を振りかざす。

「残念ながら、まだ死ぬわけにはいかない。カミサマから承った仕事を終わらせなくてはいけないからな」

「何を・・・」

カーチェスは 止まった。

神から愛されて羽根をもがれた天使。

神から承った仕事。

そして・・・

「貴様は・・・、まさか・・」

「多分思っているのであっているだろーぜ。俺は読心術を心得てんだからな」

エルレスが笑った。

余裕の笑みだ。

「じゃ、本性見せちゃいますか」

黒い右翼がエルレスを包む。

すると黒かった羽根が真っ白に変わり、黒かった服も白に変わった。

「主(神)より人間界に住む悪徳天使を全て排除するためにと自ら堕天使を望んだ天使・・・」

カーチェスの顔が恐怖に染まる。

「ひぃっ!た、助け・・・」

「堕天使では勝てなくても、これになれば勝てるよなぁ?」

吹き飛ばされた銃を拾い上げ、カーチェスに向けた。

「ああ、そうだ。1つ問題を出してあげよう」

「・・・?」

「天使が排除っても人間に戻すだけだが・・・、排除するためにする制裁って何だと思う?」

「し、知るか!」

エルレスはにっこり笑った。

笑ってカーチェスの足を撃った。

「制裁とは、天使の羽根を全て千切ること」

「や、やめ・・・ぎゃぁぁあぁああ」

痛々しい。

カーチェスは動かなくなった。

「し、んだの?」

「いいや。これから人間に戻るんだ」

カーチェスは光に包まれて消えた。

そして私たちも戻れた。

「ねえ。なんで家に帰ってこれたのかな?」

「そんなの私が頑張ったからに決まっておろうが!」

「ハイハイ」

ってあれ、こいついつの間にか黒に戻ってる。

「あんた、ホントは天使だったんだね」

「いや、堕天使だ」

素早い訂正。

「堕天使のいるところって、どこなの?」

「人間界・・・つまりこの世界だ」

「え、じゃあなによ。あんたみたいなのがたくさんいるわけ?」

いいや、と首を横に振った。

「大半の堕天使は自分が何者かわからないはずだ。いつかは思い出すだろうが・・」

「あんたは?」

「元から知っていた。というか神の顔も知っている。私は彼らの記憶を取り戻すためとさっきみたいな天使を排除するためにここに遣わされた」

「ふーん。大変だね」

自分で言って何だけどすごい他人事みたいに言ってしまった。

いや、他人事なんだけど・・・。

「まあ大変だがな・・・。これも仕事だ」

「じゃあ調査って・・・」

「ああ。探すためのな」

なんだかよく分からない世界の話に引きづり込まれている感じがする。

「あのさ、私って巻き込まれる流れ?」

「巻き込まれたくないのなら考慮するがまず貴様が狙われることはない。神がそう言っているはずだ」

確かにその言葉通り私は天使達から一切狙われなかった。

「まあ精神世界には来てもらうがな!」

「はぁ!?あんな危険なところ・・・」

「私はその危険なところにいつも行っているのだぞ!」

こうして私は堕天使と出会った。

そしてこれは絶対に内緒だけど・・・。

戦っているエルレスに少し惚れたかも・・・。

「・・・今の貴様の心が読めない」

「ふふーん。バリアを張りました~」

私はこれからこの堕天使に振り回される生活が始まる。

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