表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

春の日差しは暖かく2

1話の続きを姫子視点でお送りします



そ、相談できた!晴先輩に私相談できたんだ・・・


綾香先輩は晴に相談できたら必ず結果が出てくるわよ今の関係を変えたいなら相談してみ?って

言ってたけど。本当に大丈夫かな?


突然、視界が真っ暗になった。どうやら誰かが、後ろから手を回しているようだ


「だぁーれだぁ」


「え!?」


突然野太い声が耳に響く、驚いて振り向くとそこにはいつも見慣れた親友の小雨こさめがいた

ちなみに小雨は全体的に小さくてかわいらしい、夜一人で歩いてでもしたら危ない趣味の人が襲いそうなぐらいにかわゆい


「なんだ、小雨か・・今さっきの声は祐介でしょ、やめてよね」


「ごめん、ごめん」


ついやってしまったと言いながら笑う声が聞こえる。しかし祐介の姿は見えない


「??」


「姫子・・・机の下・・・・」


小雨の一言で気がつく・・・妙に足下が変だと・・・まさか!


私が足下を見下ろすと祐介はやぁ!と返してきた


一時の間


「きゃああああ」


叫びながら、私の足が祐介の股間に直撃する


「ぎゃぁぁぁぁああああ」


股間を押さえながら教室内を転げ回る祐介、途中 ゴスとかドゴとかぶつける音が聞こえるけど放置する


「落ち着いた・・・・・?」


おkと小雨に答える二人


「でさぁ双須先輩には相談しに行った?」


「いった・・・・?」


二人に今さっきあった事を話した。ちなみに小雨と祐介は双須先輩と同じ部活に入っている

私に先輩の事を紹介した人の中の二人である


本当に大丈夫かな?そんな私の気持ちがわかったのか祐介は笑って見てくる


・・・・・・・こいつそんなのわかってない・・・


「大丈夫・・・双須先輩はすごい人・・・」


「そおだよ、あの人は天才だからね」


そこだ!何か引っかかっていたと思ったらそれは、双須先輩の事だった

あの人の事を紹介してくる人は皆「大丈夫だ」と言うそこで私がなぜかと聞くと必ずと言っていいほど

「天才」だからと返ってくる


「ねぇ前から思っていたんだけど、双須先輩って何がすごいの?」


二人は目を見開き驚いた、と思ったら突然笑い出す


「あはは、そうだね姫子は知らないんだったな」


「例えば・・・先輩は高校の試験をトップで合格したり・・・1年時に様々な部にスカウトされてたり・・・」


「中学の時はほとんど無名だった男子バスケ部を繁さんと二人で全国まで行かせてたよまぁ全国では一回戦目で負けてたけど」


「他にもさまざま・・・警察から賞をもらったり・・・とか」


多少は想像していた物のまさかそこまでとは・・・


「あれ?でもそんなにすごいのになんで噂とか立ってないの?」


「それはね、先輩が」


「俺が、目立つ事を嫌ったからだ」


『へ?』


3人は一斉にドアの方を向く


ーーーーーそこにはいつの間にか双須先輩がいたーーーーーー


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ