春の日差しは暖かく
俺はどこにでもいる”普通”の高校生だ
それなのにどいつもこいつも困った時は俺の所にくれば解決されると思ってやがる
今ここで提言しようそんなこと言われても俺は解決できない!と
ほら今日もまた何か頼もうとしている奴がいるぞ・・・
高校2年の春の日差しが降り注ぎ
昼休みだからといって俺が机の上で睡魔と談笑しながらまぶたを閉じようとしてたとき
廊下の方から俺の憩いの一時を妨げる声が響いた
「よぉ双須青春を謳歌すべきこの高校2年の春にそんなしょげた
顔してどうした!」
「うぜぇ・・・この顔は元からだ!強いていうならしょげた顔の原因は確実にお前だ
山口・・・」
このいかにも暑苦しそうな奴は山口 繁一応俺の友人だ
「で?お前の後ろに、そわそわしながら隠れている女の子は誰?激しく嫌な感じがするんだけど?」
「まぁそういうなよ。俺とお前の仲だろ?」
そう言いながら横にずれる繁、ここで初めてこの女子の顔を拝む事が出来た
ふむちゃんと見るとなかなか可愛い子だな
「あ、あの先輩!先輩に相談したい事があるんですけど・・先輩はどんな事でも解決出来るって聞きました!だ、だから」
「あ〜あの、なんか興奮しているところ悪いけど、それパスねぇ〜」
「はぁ?なんでだよこんなにもいたいけな後輩が緊張しているなかでお前に頼んでんだぞ
普通はokするだろ」
「俺は一般人なんだよ・・他人の悩みなんか解決できねぇよ」
「何言ってんだよ、この天才がとりあえずこの娘の話聞いてやれや」
天才と言われた事には、反感を持ったが確かに多学年のクラスで待たされている
この娘には悪いとおもう
「はいはい判りましたよ聞きますって」
「はい!で、そのですね・・・」
元気よくしゃべり始めたな
一通り聞いてみてどうも、この娘は2年生の先輩に”一目惚れ”とやらをしたようで
俺に、仲介役とセッティング係と助言・・・つまり告白を成功させてほしいという事だった。
とりあえずクラスと名前を教えてもらって女の子を帰した
「また、面倒な事に巻き込まれた・・・」
「まぁがんばれや」
隣の山口がニヤニヤしながらそう言いかけてきた時は本気で殴りそうになった
小説描くのも、文を投稿するのも初めてですがよろしくお願いします。
なにとぞお手柔らかに