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タロと今夜も眠らない番組  作者: シュリンケル
第二章
35/123

35.マコとの休日1

 休日。

今日はマコさんを自宅にお招きしたんだ。


でも家はタバコ臭くて汚れてて、さすがに反省しつつ掃除をした。

(トイレットペーパーの三角折は迷ったけどしなかった)


スリッパとか座布団とか、なんにもない。大丈夫かなあ。


インスタントコーヒーを片手に部屋をうろうろしていたら、携帯が鳴った。

マコの叔父さんからだ。


「読んでみました?」叔父さんは開口一番にそう切り出す。


「読みました」僕は答える。


「気が進まなかったら遠慮しないでくださいね。わたしからちゃんと返事もできますから」

おそらく、叔父さんなりに考えてくれてるみたいだ。


「大丈夫ですよ。番組にも迷惑をかけません。会長さんにもタジマさんにも僕からお話しますから」


叔父さんは断る場合の僕のことを心配してくれているようだった。

僕は直接話してみて、そこから判断したいのだと説明した。やってみたい気持ちであることも。


「わかりました。それならよかった。あ、マコくんにも今度遊びに来るように伝えてください」

そういうと叔父さんは電話を切った。


マコさんを今日招いていることを知ってるようだった。

なんかくすぐったいね。

僕は幸せなんだと感じる。

みんなが応援してくれて、暖かく見守ってくれてるよ。


「さてと」声に出して立ち上がる。

マコさんを駅まで迎えにいかなくちゃ。


 玄関のドアを開けると眩しい日差しが降り注いでいた。

向かいの家の塀越しに大きなヒマワリが顔を覗かせていた。


挿絵(By みてみん)




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