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タロと今夜も眠らない番組  作者: シュリンケル
第四章
106/123

106.ツヨシの家7・大掃除


 恐怖の一夜が終わりを告げた。


もうツヨシの家からは、あの不気味さを感じなかった。



 早速僕達は、近所の金物屋から掃除道具を買い揃える。


ゴミ袋に軍手を持ち、路地から小道に向けてツヨシがゴミを集めていく。

僕は後から残りの落ち葉を吐き集める。

猫山さんが家の敷地のゴミを拾い、雑草を抜いて行く。


小奇麗になった庭の真ん中で落ち葉を積み上げ、焚き火の準備をする。


 家の中の古くなった電球を取替え、ホコリを掃除機で吸い取り、ゴミをまとめる。


洗濯機を洗い、洗濯物を洗い、家中に雑巾をかけ、窓を洗う。


ベランダで布団と洗濯物を干す。


 家の中が昼の日差しに明るく輝く。


窓のサッシがキラキラと光り始める。


見上げた空に、美しい虹が掛かっている。



 庭の落ち葉を取り囲んだ僕達は、少し興奮気味に焚き火を始めた。


猫山さんが、サツマイモを三本持ってくる。焼き芋だ!とツヨシが笑う。



 秋の香りをサツマイモの香りとして僕達は祝った。


一人一本のサツマイモ。


それはとても甘くて美味しかったのだ。


挿絵(By みてみん)


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