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[完結]南零寺界隈  作者: san


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府中で刑事の千石清十郎が狼牙族のしきたりん変え人間との共存を図る南零寺界隈のし悪しきルールを断ち切るフィクションファンタジー

ファンタジーのフィルターを貼り付けてマジョリティに対抗したマイノリティである牙狼族が抗い真理"空"を解く悲しき狼の物語

とあるルール


膨張し続ける生産を捌き切って金を稼ぎ幸福を求めるようとする勘違いに気づかない社会である国。 そこにはインバウンドでV字回復した府中にセレブが集う南零寺界隈。ここである事案が入る。

所轄刑事の千石清十郎は出世欲はなく1日を事なく過ぎてややこしい事にはソソクサと帰るごく一般的な奴。ただ、正義感が愛でるが如く秘めている。その愛でる正義感が常軌を逸脱していた。

ある日事件サイレンが鳴る。南零寺天録町に人身車両事故発生。清十郎にバディーのいつも絵に描いた餅な話しをして夢見がちな若者女刑事、白河「千石さん、お呼びがかかりましたので行きましょうか!」 1ミリも行きたくない千石。生活の為仕方なくマンゴーカラーの軽自動車で急行!

到着した現場は車がフロントぺちゃんこで大破、運転席に人がいないが血がべっトリ残っていた。白河えづきながら「なんでこうなるかな?」 現場検証を始めている中、清十郎は鑑識に尋ねる。「ペチャンコな車のコクピットから人間がどうやって出れる?おい、鑑識さんドアはロックされてるから無理だよね!?」 鑑識「ええ、出た形跡はフロントガラス。抜かれたように。」いつもなら適当に聞き込みをして報告書書いて終わりだが皆口を揃えて「ドーンと音がしてびっくりした。」と確かな言い分。何かしら違和感は残りつつもをこの日の清十郎は確証を掴む意欲が宿る。 今夜は満月。

清十郎は今死体が消えた死臭を嗅ぎ一旦白河に現場は任せて1人夜に更けた。自宅に帰ると血が滾りみるみる毛が生え口が伸び出し眼光鋭く牙狼と化した清十郎! 彼の一族は平安時代から続く牙狼族。かつて陰陽師たちに根絶やしに滅ぼされ消えた。しかし、消え切りの術を会得した一部の者が逃げ切った残党の子孫だった。人からは避け、時代時代を潜り抜け生き延びてきた一族。だが満月の夜だけは血がたぎり牙狼化してしまう。この時だけは心が荒ぶり悪行に怒りをぶつけ倒す本能が発動する。

あの妙な事件、清十郎は牙狼となり南零寺界隈を探りにいつものように消え切りの術を使い現場付近の探索を始めた。この消え切りの術で逃げ抜き現代を生きる清十郎。見立てではこのエリアには何か隠している人、否、人の集まりのルールがある。その中で一際煌めく豪邸が怪しいと勘づいた清十郎は千里離れても聞こえる耳で豪邸の主人宇多野松金に聞き耳を立てた。誰かと話しているようだ。宇多野「あの貧乏人、よくもまあクソ安い軽車でここに入り寄った! だがやりすぎだ深尾!」ひどく焼けたゴツい男深尾「すいません。人間の女、あれは放って置けませんでした。ルール違反者は久方ぶりでついつい。」葉巻をふかしふわっと弧を飛ばした宇多野「まあよい。この辺りの警察はポンコツ揃い! 誰も踏み込めない輩! さあ帰って見張っとれ!」深尾は家を出た後、鼻をきかすような身振りをして山奥に消えた!清十郎、強烈な恐怖を感じた。それは、この南零寺界隈には金のない市民が足を踏み込むことが許されないエリア。ここには歪曲したルールがあることではなく深尾の嗅覚、目の奥に自身に近い血が宿るのに恐怖した! 「奴は格上!」清十郎は先祖代々から格上には歯向かうなと言い聞かせられたてきた。ここは事勿れ主義の清十郎は逃げ一択のはずが

格上の熊に勘づかれた。嗅覚が異常に高い格上! ゴツい塊が清十郎に突っ込んできた!

逃げ腰の清十郎だったが刃牙で噛み殺す覚悟を決めて挑む!

格上は長いリーチを活かして清十郎の顔面を裂く!

清十郎爪でガードしたが吹っ飛ばされた! 「恐ろしき怪力! こなくそ!」清十郎得意技抜刀牙で熊の腹に捻り込んだが格上は覆いかぶさりおぞましい口を開き喰らいにくる! 清十郎必死に拳を振いまくる。その一発が格上の鼻にヒット!

格上たじろぎのピンぼけ清十郎から離れた!それを見た清十郎は消え切りで逃げ出す、格上の嗅覚から逃れる為過去一ハイスピードで夜に紛れ自分の感情が間に合わないほど走り帰った清十郎。

牙狼を抑える丸薬を飲み我を落ち着かせた。我に帰り戸惑う。「何故ここ府中にいる! 北の戦闘隊取り逃したか!人間臭もある格上!まあ、いい! あんな輩関わること勿れ。」


その翌日休暇を取り翌々日ポンコツと呼ばれた署に着く。残念ながら清十郎はそのとおりだなあと思っている。白河に報告を疲れ目でやんわり聞いた「どうだ? 現状」爽やかな白河「はいっ。単独事故でサクッと終わらしました。おつかれーっす!」 聞き流した清十郎は適当に済まして仕事をいつものように事なきを得る。何ヶ月後にまた南零寺界隈で似たような事故発生。清十郎は何とか他の者の三沢、滝西に頼む。屈強でゴツゴツした腕をもつ三沢3年連続剣道日本一になっている強者。「千石、今日だけ行ってやらー。」別の案件に取り掛かる。デスクワークを数時間で片付けて喫煙所で煙をふかしていた。

どうやら南零寺の一件で帰ってきた片わらが血相を変えて「み、三沢が消えた、、、捜索したが足取りは忽然と消えた!」清十郎は滝西を宥め「聞き込みを手分けして別れてからいなくなったんだな! 兎に角落ち着こう。」間違いなくあの闇深い深尾がからんでいると読んだ清十郎。

白河を引き連れ現場に急行。消えた三沢の場所で手分けして聞き込む。住民の皆が見ていない。白河も聞き込み途中に猫発見!猫フェチな白河「ネコちゅわーんおいでぇ!」猫はあっさり白河に近づく。白河はなでなでしてご満悦!「たまらんなあ、このフォルム!」 しかし聞き込みは「知らない」と全く情報がない。面倒が起こると生活に支障をきたすことと格上、あの地域のルールを懸念した清十郎、「格上を負かす知恵はない。宗家に行くしかないか!」


コミュニティ


清十郎の自宅は郊外から離れ山間にあるキャビン。そこには逃げ穴も作られている。木や川がすぐ近くで人と同じで癒しを感じ色々な森の声を聞くのが楽しみ。幼き頃は人と余り関わらず消える術を練習する、餓狼コントロールなどの毎日。

しかし、人間に関わらずと言っても清十郎は人間が大好きだ。隠れて公園で遊んだり探検して飛び抜けた運動能力で友達、恋人に好感を持たれていた。人間への強烈な憧れはあるものの、血を絶やさないしきたりで目立てばすぐ転向させられ、折角の繋がりは壊される日々。分かち合う者は先祖の決まりだけ。それに反比例して人との隔たりがある度、心は昂り人間との触れあいの中、不確かな生き方が美しく思えて清く美しい人間以外は始末するファシズムも育まれた。身体能力を生かすことと静寂を守る為の盾を勝ち取るべく隠れ蓑として警察に入り込み正義で愚物を叩く作業は自身の思考に近いと考えたがどうやら違った。

作業として働くぬるま湯が定番な警察。上に立つ署長に至ってはフルにパワハラの常習者。その上案件処理のずさんなことを部下になすりつける能無し!仕事仲間たちの集まりにも参加せずにしきたり以外はゆらゆら雲のように最低限の作業しかせずうまい飯を食べる獣としての人生を楽しむしかない。さらに、真理に近づく時間。静寂をこの場所で浸れる満足感もあった。それは無秩序な汚らしい人間社会を許さない場所で適合するための自問自答の場所。その先に過去の聖人たちの実相を学び考える。宗家のルールとは全く違い清十郎にとっては興味深い考えだった。宇宙のチリでできている多細胞生物たちは全て宇宙のチリであれば皆平等であるべき。牙狼族の千石家には許嫁や牙狼化を抑える丸薬、消え切り術、陰陽師の対抗技など伝えられ、一定のコミュニティが確立されていた。しかし、正義のファシズムも成立を許さない。何より人間との繋がり、同じ平等であることを遮断するしきたりは自分が感じる真理に反する。苛立ちは満ち、歪曲した感情が根付く。沸る血は牙狼化を止められない。丸薬は飲むが千石清十郎には満たされない苛立ち、狂気な気持ちの掃き溜めには悪人にならぶつけられる。だからバイブレーションが上がった時には逮捕する建前で悪人の心が崩壊する程度発散作業を費やし今に至る。しかし、あの深尾という者の気配は同じ血統の匂い、牙狼ではない何かがある! 自分に相応しい汚れだ! 殺処分が必要。逃げずに殺れるのか。

千石宗家

始めての強烈な敗北感を刻まれた清十郎は家頭の千石狂四郎に会う為意を決して北に飛んだ。歴代の中では数多の知識を持つ狂四郎。1000年は生きていると父親から聞いたことがある。あの得体不明な深尾を打ち負かす手立てを知るやも。

空港から霊山の白夜山に向かい深い雪山のなかを牙狼化したまま人道、獣道さえもない場所に巨石で閉ざされた奥に千石宗家がある。清十郎は小さく鳴く。巨石の下の入り口が開き古びた階段を降り、床を歩き和室の部屋で茶と団子のおもてなしを頂く。すたすたと許嫁の絢音が顔を出す。「久しいなあ。貴方! 格上現れたんだって!」ゲホゲホ団子を詰まらした清十郎「早いなあ情報。」団子をつまみにくる絢音 「格下の猫忍の数侮るな! 当たりでしょう。死にそうなら逃げろよ!」猫忍は古来より牙狼族と関わりが強く日本各地の探索を主とする立ち位置。その長が戦闘に長けた猫大将八尾を筆頭に牙狼と共に生きている。人間とは共生できる呪術を隠し持つ愛らしい出立ち。清十郎、絢音を見て「うん。」一二を争う手だれの許嫁の絢音には従順な清十郎。一服が終わり奥のさらに奥の間に通された。


家頭千石狂四郎


ほとんどの牙狼族が場所をわからなくする術が施され辿り着けない奥の間にいる。清十郎は奥の間へ行く主に誘われる様に入る。

その部屋に団子のような小さな丸みで見えているのがわからない眼、髭を蓄えた坊主頭の狂四郎。横になり釈迦の体勢。格上の話しを伝える。 狂四郎「格上はクマだ! 殺る時は数を集め一斉にかかるのがまあ普通じゃが今はわが牙狼族も人手不足!戦いを仕事とする戦隊は北に行ったきり。おそらく敵の数多く忙しいからのう。しかもあやつは人間を食べまくっておるようだ。」狂四郎はニヤついた。清十郎はある質問を用意していた。「私はフェンリルになれないでしょうか?」 狂四郎は眼光開き「フェンリル! わしが知る上では 1200年の中3人しか化けた物をみたことはない。内1人はワシだ!」清十郎はこの団子のようなナリ(狂四郎が最強の力を持つフェンリルになるとは想像出来なかった。フェンリルに化けると身体が異常に大きくなり筋力もぶち上がる。爪が鋼鉄化、底なしの戦闘力が宿る血筋が清十郎にあるかわからない。では狂四郎の血筋である北に遠征中の1人彦一がフェンリルになれるのか!? 清十郎「フェンリルになる為稽古つけてくれませんか?」 狂四郎坐り「死んでも知らんぞ! 絢音も悲しむ!」

清十郎はフェンリルになりしきたりという鎖を断ち切り正義のルールを構築する覚悟を秘めてとんでもなく面倒な道を選びうなづいた。

狂四郎「何故そこまでこだわる? 逃げてもよいのに?」とは言う狂四郎はまたニヤつく。清十郎「血を絶やさないと言ううっとうしいしきたりの苛立ちを抑える吐け口を悪人にぶつけるには極悪な格上を退治するのは絶好のチャンス。狂四郎(動機はしきたりを守る苛立ちか。少々疑問だが読み通り!)

逃げずフェンリルで挑みたい!」事勿れ主義の清十郎は押し殺し、その府中にある贅を費やした南零寺界隈の輩にもリンクする歪曲したルールをも潰す始めの一歩を決断する。


修行の日々


翌日朝5時から皮切りに修行が始まった。 師範の拳骨は狂四郎の一番弟子。宗家のしきたりである探索や鍛錬、丸薬などを伝承する牙狼族の家元。清十郎を始め、絢音、他の牙狼の手ほどきした並外れたナンバーワンの実力者。イカれた修行は拳骨でも根を上げたフェンリルに化ける地獄の鍛錬を清十郎に叩き込む。

「修行はまず、キサマを叩く! さらに叩く!顔、腕、体、足全て叩く!」清十郎逃げ切り初発、拳骨の釘バットが阻止する。そこからは身体の節々を全力で叩かれて死ぬ手前まで叩かれて倒れる。水をぶっかけられ次の修行に入る。拳骨は興奮気味「はあ〜ふ~次はこの鉄球を体各部に取り付け、この円柱状のキサマの鉄球より焼きを入れ強度を上げたサンドバッグを破壊しろ! 始め!」 清十郎は極悪非道人を思い出し全力で正拳突き! 骨に響くが折れずに蹴り、抜刀牙、ソバット、タックルとひたすらモテる技を続けた。満身創痍の清十郎、サンドバッグと格闘中に生まれた技剛拳を無意識に繰り出した。頑強なサンドバッグに少しの凹みを作った。拳骨「今日はこれまで」清十郎それを聞いて倒れる。


気づいたら湯船につかっていた。血もふきとられ「イタタタタッはあ~こたえる !」頭を絢音にふかれ「どえらい荒業、あんなのみたことない修行! 格上1人で倒すつもり?」 徐々に痛みもひく牙狼の治癒力をだす清十郎「まずはね。」絢音も湯船に入る「他にも何か企んでいるんかあ。」するどい指摘絢音は察知能力を隠密機関で仕込まれていた。宗家のしきたりを壊して新たなルールを作ることは許嫁とは言え絶対に隠し通す覚悟を決める清十郎。しかし、絢音は鋭く「牙狼のしきたり気にいらないんでしょ! 変えたいとかあるんだったら私は貴方を応援する!」

清十郎は察知して「極秘で家頭に俺を張ってること気づいてたけど良いのか?」

絢音は清十郎にぞっこん「全然良い! 人間も嫌いじゃない。何より貴方が好き!」直球の絢音に虚をつかれたが「そうか。ありがとう。頑張る!」修行の過酷さとは裏腹に絢音との距離は急接近した。風呂から上がり倒れ込む清十郎。布団を引いて絢音は添い寝した。

さらに何日も修行は続き、拳骨秘技重体中! 拳骨が硬化し腕立ての清十郎にのしかかる修行もプラス! 血を吐いても清十郎は怯まない。絢音に飯を作ってもらいみるみる体は引き締まってきた。

絢音は清十郎の真の狙いを狂四郎から探れと命じられていたがその命に背き「何やら兎に角強くカッコよくなりたいとチャラい考えしかないみたいです。」などと狂四郎に伝えて清十郎を応援していた。

治癒力が増していた清十郎、新しいルールを考えた

一  清き人間とは仲良く将来牙狼族であることを告白して共存を目指す

二  格上、同族の悪人は容赦なく倒す

三 聖人の教え(人間の実相)を学ぶ

このルールを、牙狼族に進めるが狂四郎には分かってもらえるか?


狂四郎の企み


修行はさらに続き火の道を百周走る荒業も追加されたが清十郎は爪のみで走り成し遂げた。鋼鉄のサンドバッグを前に清十郎は未知なる血のたぎりを感じる。身体の中心に血のたぎり(エネルギー)を集め拳を振り切りロックブレイカーを編み出した! 鋼鉄のサンドバッグは亀裂が入り砕け散った!一撃必殺を修得! そして新たな波動を纏い出す!

拳骨は度肝抜かれ「狂四郎様、あの者はもはや私をも超えた逸材! 最後はあなたご自身の伝授でよろしいのでは?」 釈迦のように横たわる狂四郎「ほにほにじゃあ 仕上げるか! お主は下がれ!」

拳骨「私にもどうか御教授を!」拳骨は純粋に家元としてさらなる強さを仰ぎたかった。狂四郎は拳骨を別の間に連れ、とてつもない大きなフェンリルと化し拳骨にとびかかる!拳骨は重体中硬化でガードしたが噛み砕かれ死んだ! さらにエネルギーを奪い尽くし殺害の痕跡を消して清十郎がいる部屋に戻る。

ゲップして狂四郎は火の道を走り切った清十郎を呼んだ。

「さあ最後の修行をワシがつける!最後はワシと戦い勝つのじゃ!

おまえはもうフェンリルになれるはず!」

清十郎は身体に取り付けられた鉄球を血をたぎらせ巨大化した筋力で外し真っ白な毛並みの大神フェンリルに姿を変えた!

「やろうか! 狂四郎!」

フェンリル化した狂四郎さらにデカい「きさまが死ぬ前に教えてやろう!

フェンリルになれたものは3人。内1人目はワシの師匠"原子狼"!あやつがフェンリルになり陰陽師を喰らう様を見てワシはふるえた。それと同時にあやつのように強くなりたい! この宗家の家頭となり牙狼族を束ね裏では秘密路に人間を始末したいと思うた! 愚物でしかない人間を避ける勿れ!ワシは修行を耐え抜き、フェンリルとなりまともな戦いは避けあやつを眠り薬を飲ませ殺した! 残ったフェンリルの死骸となった原子狼を食えば最強のフェンリルになることを突き止め、こうして無敵になり1000年たっても最強のままじゃあ!」

清十郎「腐れ外道があ!」狂四郎に飛びかかるが一蹴し跳ね返された!生半可な攻撃は通用しない!

「 まあ聞けや!もちろん格上の残党がいることは知っておったが人間を殺す目的の合意で結託しておる! さらにワシの血を引く彦一が国のトップたちにワシがちょっとした丸薬でたぶらかして戦わす段取りのおかげで戦争をおっ始めよったわ!


浅ましき人間!

もう戦争は止まらない!


戦隊は人間を始末する隊じゃと隠密機関にもわからん緻密な術を施している。だからフェンリルになったとて最強のワシには勝てん!」

腐れジジイの戯言を聞いた清十郎「じゃあ何故俺を、フェンリルにさせた?」 高笑いし出す狂四郎「お前は知らんが予知術がぼんやり修得していた原子狼の能力を食ろうたおかげであってのう。おまえはフェンリルに覚醒する素質があると見通し感動した!さらにフェンリルを食べればワシは格上すらも超え最上格いや絶対神になるのじゃあ!

清十郎は間合いをとり「拳骨先生助太刀お願いします!」さらに巨大な出立ちになる狂四郎「拳骨、ぎゃははははあ一喰らったわあはあ〜まずかったあーへは!」サブイボが止まらない清十郎は大声で「家頭乱心援護至急!」狂四郎はサイコパス!奥の間の壁をぶち壊し、絢音加え、清多、陽炎、猫忍大将八尾推参!絢音「家頭、否、狂四郎おまえの魂胆聞かせてもらった! サイコ野郎ぶちかますかあ、清十郎!」清多「兄貴、助太刀上等まかしときー!」 清十郎「清多!お前は引っ込んでろ練習じゃない! 死ぬぞ!」清多は後方で防御し丸まった!

狂四郎「では参る!」 強力な雄叫び! 全員ふきとばされた!

踏みとどまったライオン並みに大きく変化した猫忍八尾が火の玉放り出し突進狂四郎の股にに放り投げた!

狂四郎「アツツっ! ぜいやー! 八尾潰される刹那間接外し免れたが衝撃強く骨折「あとたのむにゃ~」

狂四郎股を燃やされ激情「これで死に去らせ清十郎!」 抜刀牙ダイナミック! 巨体を縦回転させ火花となり飛んできた!清十郎に突進!

構えた清十郎「打ち返す!」 ロックブレイカー! ズドーン!清十郎は左腕をちぎれた! 狂四郎にんまり無傷!

清多、兄が打ち負かされたのを見て激情、閃光煌めき狂四郎のあご先に頭突きをぶち込んだ! よろめく狂四郎! 苦しむ清十郎「やるね~清多~!」

絢音猫大将八尾を回復させて瞬時に清十郎後方かつぎ回復術全力でやり様に煙幕巻き垂らす!半笑いな狂四郎「フフゥ~」レベチの肺活量で煙幕吹き飛ばしご機嫌!


陽炎「ならこれはどうた!」

限界術死体蘇生、清十郎(氷の属性に長けた陽炎が先代以外出来なかった秘技を?)


壁から拳骨、空から原子狼ゆらめき狂四郎に取り憑く!術を使った 陽炎は「ゲッマジかっ原子狼様ご降臨!やべー 力抜けたわー」 めいいっぱいの技! 陽炎腰抜けへぱる。原子狼「狂四郎、ワシを食らいおったな~! きさまには知られぬ秘術を猪股陽炎に伝授した!予知どおり! とくと苦しめてやる!」 アタフタする狂四郎「げ、げ、げ、原子狼様! ご機嫌斜めですか、ひ〜」原子狼、狂四郎に纏わりつき力を吸い込む! 狂四郎みるみるハゲ爺に戻り醜い老人! ぬえっと現れた拳骨狂四郎の顔面に硬化拳連打!悶えて苦しむ狂四郎「死人ごときに負けるかあクソがあー!」 フェンリルに再起し気合いの火炎ファングで火花放つ!原子狼たちが消え薄れる! 絢音の清十郎を高速回復完了し「清十郎行け!」絢音後方で守備継続!腕がついた清十郎「離れろ皆んな! とっておき喰らわせる! 清十郎、狂四郎にハイスピードで間合いをつめ陰陽師がしたためた呪符を貼り付けた!


「陰陽師の呪符!

きさまが1番恐れた物!


消え失せろ愚物があ!」狂四郎は炎に焼かれ、拳骨が死後世界に引っ立て誘われる! 最後に原子狼「清十郎、お前のルールとやらを広め牙狼族に光を与えよ!あと、陽炎、教えた術は寿命を縮める。覚えた技の記憶いただくぞ!」原子狼は陽炎の額に手を当てすっと消えた。呪符に触れた清十郎の右手は焼けこげ動かなくなったが絢音が出せる力を振り絞り回復させ、助かる。へばり気を失っていた

陽炎「ぬっ狂四郎は? 必殺氷結剣で斬り殺す! あれっ終わったの?」


こうして家頭狂四郎を滅ぼした。座り込んだ清十郎「仲間ってイイねえ!」息切れしている絢音「はぁ〜あの呪符何で持ってたの?」清十郎「警察って仕事色々押収できるんだよ!」


牙狼族ミーティング


戦いで壊された隠れ里を修繕する牙狼、猫たち。無傷で使える部屋で清十郎たちは会議を始めた「以上の3つのルールを確定したい。もちろん、人間が嫌いな風にしていたしきたりを間違えて守ってきたからすぐ認めることはしなくて良い。ゆっくりでいい。お願い!」絢音 「旦那様を立てたろう。」陽炎「ゆっくりならいいかあ。最後のはややこしそうだが読んでみるかあ」 猫忍は人間とすでに共存している。ミニマムに戻っている猫忍大将八尾「結構優しい人間いるよ!」

清十郎「今、急務は狂四郎の血を引く彦一!やつは大国をたぶらかし戦争を引き起こさせた極悪牙狼! おそらく狂四郎が死んだ事勘付いたか八尾どうだ?」 八尾探索係に繋ぐ「あ一伝わった! こちらに彦一、三太夫、嵐子他向かってるにゃ~!」絢音「やつらはこのルール飲まない非道たち! どうやる?」清十郎「格上のクマが混じってたらみんなやばいよなあ? そこで陽炎に仕掛け作ってくれない?」 陽炎「氷結技使うんかい! 一丁やるかあ!」八尾「火炎玉スタンバっとくにゃ~」清十郎「八尾察しがイイじゃん! 清多は光の属性。狂四郎にくらわすエナジー! クマに一発いれてやれ!」清多「無論余裕だけど逃げるって言う考え無くなった?」清十郎「それか! フェンリルになれば無くなった!だか、 彦一がフェンリルになった時、どんな能力を持ち合わせたかは読めない。」 陽炎「フェンリルの力以外備わるものなのか?清十郎ならあのロックブレイカーとか?」清十郎「そう!狂四郎はあの高速抜刀牙。対戦中は皆を巻き込んでしまうから離れて!」絢音「舐めすぎだろ!清十郎!格上でもこのチーム負けねえぞ!拳骨先生にしこたま鍛えられたからなあ!」清多「そうだ!俺も高速技頼りにしてよね!」侮ることはなさそうだ!陽炎「氷結剣はきれないものはない!家頭清十郎さんお任せください!」清十郎「幼馴染みなのに仰々しい。いや、家頭やらないよ。絢音が適任。理由は強い上に回復術式を習得、束ねる器量もあるからお願いできますか?」褒められるのに弱い絢音「貴方がそこまで言うならおまかせあれ!」清多「こう言うのは1番強い兄者がやるもんだろ?」 カッとなる清十郎

「なんだその昭和発想! 修行が足らんなあ!勉強、陽炎が叩き込んで! この青二歳に!」

陽炎「そうだな!

古臭い考えは滅ぼさないと新時代には要らないからなあ!」


狂四郎戦隊全滅作戦が始まる!


狂四郎戦隊全滅作戦


彦一率いる戦隊は白夜山の宗家に向かっていた。戦隊の嵐子「清十郎こちらの動きに気づいたね!」格上のクマも混じっている! ギラついた眼光にバキバキの身体の彦一「お爺様(狂四郎)を殺す手だれ! これは策を練る必要があるなあ、深尾!」深尾「そうですね、彦一様! 夜襲とかどうでしょう?」 三太夫「それよかね! 彦一夜襲でいこうや!」彦一ニヤリ「決まりだ! 一気に切り裂く!」 嵐子はノーリアクションだが彦一に夢中。

深夜2時彦一たちは岩の扉を三太夫のドスコイ張り手で叩き壊す! 戦隊が急いで入る! 彦一が最後に入る!?「これは!」一行途端に凍り出す! 陽炎の大技氷結結界! 動きを封じ込められた戦隊!

一番手清多が光の弾丸となり格上クマの鼻先に深く捻り込んだ! クマ一撃で死んだ! 脳まで達する弾丸清多は急成長の逸材! 陽炎は結界をさらに増す! しかし、彦一フェンリルに化し氷を吹き飛ばす! こげ茶色の毛並みに赤いあざが点々とある彦一の姿! 気味が悪い! 深尾も叩き割り動き出す! 叩き割った空間に


八尾かくれて火だるま八連でクマたちを燃やす! 毛むくじゃらのクマたちは全焼火だるまだ! 三太夫氷りカチ割り蹴り飛ばす!「オイが出る!」 筋肉質の巨体三太夫前進!

前から絢音氷を滑り得意の高速ファング閃光煌めき三太夫に風穴開けた! 三太夫極ツブテを絢音にぶつけにきた! 絢音はスルリと交わし三太夫の額に鋼鉄の爪を突き刺す「さっさと死に去らせ!」さらにネリチャギが決まり即死!

フェンリルに化した清十郎深尾を見つけて「貴様は俺が八つ裂きに晒す!」深尾「お前もフェンリル? 何と」清十郎深尾に飛びかかり顔面に連打剛拳で嗅覚、視力を潰しに! のけぞり鋼鉄の爪でさらに切りつけた!

フェンリルの清十郎の攻撃をガードした深尾! 唖然とした清十郎「こいつは格上以上の強者か!?」」「彦一劣勢。ついでに牙狼殲滅したかったが割り合わんなーこりゃあ! づらかるかあ!」 深尾は戦線離脱、通路の壁を叩き割って脱出! それを見た八尾火玉放りマくる! 「待てクソクマ野郎!」深尾鼻先再生様ソバットで八尾蹴り飛ばされる! 八尾飛ばされながら毛球探査センサー深尾に突き刺す「(奴の居場所はこれでバッチリにゃあ! )あとたのむにゃ~清十郎の呪符があれば殺れたにゃあ〜!」」深尾はセンサーに気づかない!

清十郎は絢音に回復術待機で後方支援を指示。八尾を持ち回復バックアップ! 「さあ、次は彦一! お前の力見せろオラー! 悪党があ!」彦一「舐められたものよ! 貴様には爺様に見習い食べてやるよおしゃははははぬへっ!」清十郎、彦一の笑い方にサブイボ立つ。サイコパス家系! 彦一フェンリルと化す、焦茶色に赤い血のアザが点々とある。清十郎彦一を牽制「人を何人食べた? 俗物が! 」拳の打ち合いになる! 清十郎乱打しながら彦一も乱打!清十郎徐々に打たれて行く!「ぐぐっ力はまけないはず!?さっさと決めるしなかい!」清十郎は血を中心に集め始める。

彦一は高速連打しながら何かを話してる!? ランダムに打ちながら清十郎のフェンリルを吸い込んでいるようだ! 彦一「ん〜う! フルーティー!」


清十郎は全身に恐怖を感じたが腕を付けて新技ロックブレイカーインパクトを吸い込んでいる口にブッ込んだ! 彦一カパッと口が潰れ、そのまま内臓が膨らみ身体が真っ二つに割れ死亡! ロックブレイカーインパクトは両手、腕を合わせて凄まじい波動を相手にぶつけ内部から破壊する殺傷技! 清十郎は戦闘中に修得できる器になる! もう、逃げる本能はかき消され、牙狼族随一の猛者に変貌していた! 絢音はそれを見て目がハート。

残りは嵐子、清十郎は戦闘形態を解く。絢音を呼んで嵐子に話しを聞く絢音 「嵐子! どういう事? 幼馴染で仲良しだったのに悪に染まったか?」嵐子「彦一の誘惑に魅せられたの!悪びれて楽しかった!」絢音は失望する。清十郎「絢音は奥の間に行っておいて!」絢音は察して肩を振るわせ奥の間へ・・・

陽炎が前に出て「清十郎、俺がやる!」陽炎は氷結剣で素早く嵐子を切り刻んだ。嵐子は即回復を使い百烈ファングで返すが陽炎捌ききり超速一閃、嵐子回復間に合わず絶命!痛みを感じないままの太刀捌き。清十郎「見事。氷結結界しててのその力量凄いなあ。」


こうして彦一戦隊、格上クマの残党を滅ぼしたが怨恨が根強い深尾を逃した。深尾は強力武装化している桁違いのクマ!必ず仕留める覚悟を清十郎は決めた。清十郎皆を集めて苦言を話す。「彦一どもがけしかけた大国の戦争は始まり歯止めは効かない。金に目が眩む各国は表向きは戦争反対のポーズをとって知らんぷり。俺たちは神の虚像とやらに祈るしかない。絢音「それでも私たちが住む地域だけでも守りたい。よくわからないけど清十郎の言う人間が本来行き着く生命の実相を忘れてしまった悪人を叩くしかないよね?」陽炎「家頭、仰せのままに。」


清十郎はカラッと笑い「しきたりは一心したが陽炎の許嫁の雪子とはいい感じだろ。」氷結剣を抜く陽炎「今そんなん関係ねえだろ!フェンリルだろうが負けねえぞ!」ニヤついた清十郎「悪かった。茶化したところでご飯でも食べて明日深尾を追う!」力が自分よりフェンリルでない陽炎はあり頼もしく思い(さすが原子狼様、陽炎に託した理由わかった!)

猫大将八尾「やった〜めし、めし、めし!」


深尾の執念


毛玉探索センサーをつけられている深尾は一旦南零寺の棲家に帰りフェンリルとなった清十郎を血祭りにするため力をつけ始めた。確かに清十郎の攻撃を防御したものの二度目に攻撃されたら危なかった!「人間捕食するかあ!?」深尾は人間を食べることによりフェンリルに匹敵する暗黒パワーを得られる恐ろしい能力を持っていた!暗闇に紛れて若者を集中的に捕食し着々と力を増やし続けた。人間に化け駅から西側へ。塩屋橋前で異変に気づく「ん?なんだこれは毛玉?」探索センサーに気づいた!「クソ猫めー小癪な!待てよ、これで居所を探っているのなら都合が良いわ!うわははははは!」深尾は駅構内のセンサーをゴミ箱に捨てて駅にいる事になる。油断大敵!あと抜けはないか?」用心深い深尾「そういえはかクソ猫の八尾が言っていた"呪符"に引っかかるなあ!呪符なら宇多野様が持っている。あれにはどうあっても歯が立たん!清十郎がもっているならヤバいなあ。呪符!奴がいる下抜け警察署にあるのか?」爆発的に上がった嗅覚、視力で恐ろしい呪符の思い出したくない匂い!「これか、キャッチした!「あの、マンゴーカラーのポンコツ車のトランクに呪符はある!南零寺に帰る前に呪符を宇多野様の手土産にしよう!」


下抜け警察署ではクマ出没相次ぎ緊急銃猟発令が発令されていた。そこに深尾が人型として素通り。夜更けに清十郎のパディ白河は今か今かと清十郎の帰りを待つ。「千石さんまだかなークマ捕縛私だけじゃあ無理っぽい!署の前でわさわさ考え戻るや否や清十郎の車の周りをじろじろ見ている人、否、クマに気づく!「ゲゲゲのくそグマー!ハンタークマだーお願いします!」署から出たハンター深尾を狙い首元を狙い命中!したが刺さった弾を払い「あの人間、よくクマだと気づいたなあ!ちょうど良い、腹減っとったなあ。ぬへっ」深尾はハンターの首を何なく躍ねパクリと大口を開けひとのみ!俊足で白河を急襲し呪符を奪い南零寺側に向かった。

清十郎白山から出立下山する。帰り際、絢音が「家頭代行陽炎ね!あとよろしく!困惑の陽炎「いきなりの代行まじきついわあ!」絢音「清十郎についてくの!深尾の強さ見たでしょう!あれは一筋縄でいかないじゃん!雪子とよろしくやっとれや、オラ!」清十郎だんまり。家頭絢音の怖さを感じ渋々陽炎「わかったよー!まああんだけ片付けたし何も心配することないか。清十郎!かましたれ!」笑顔で清十郎「任せろ、俺は宇宙だ!」過剰すぎる自信なのか!?府中に向かう。

途中、人間の本質に近づいた発言をしていた絢音を賞賛した。絢音「探索型で色々見てきたし、バカみたいな修行しているスキンヘッド、ああまでして真理に近づく様も!」清十郎「身体から心を解き放す時、真理に近づく。その作業のやり方は色々あるもんなあ。」絢音「?そうなんだあ。」2人、ジェット機でメンタル談義する。かなり思慮の深い絢音にドキッとしてしまった清十郎。

しかし、今は深尾を仕留め為血をたぎらせていた。駅に着いた!深尾に警戒して探索場所に向かう!異変に気づく。「ん。バレたか、毛玉探索センサー気づかれたか!だが、真っ直ぐ南零寺に帰ったのか?まさか!」清十郎は消え切り前方にそびえる鉄塔の先端に登る。「下抜け署かあ!絢音!飛ばすぞ!」清十郎たちは烈火の如く署に向かった!


下抜け署に着くと署長が清十郎に一括「何度も連絡切りおって何やっとったかー!」清十郎「うるせー昭和ジジイ今から捌くから黙っとけ?きさまは上に数々のポンコツ仕事リークするからデスク空けてまっとけ!オラー」清十郎は上下関係から治らないマインドに変わっていた。胸ぐらを掴まれ宙ぶらりんになり苦しむ署長「あわわ、わかったよ、よろしく頼む、」署長を投げ飛ばし、辺りを見回す!

「しまった!呪符を奪われたか!おのれ!厄介な展開!」白河を殺していないか?」仲間を是が非でも助けたい清十郎。電光石火で深尾の居場所へ向かった!絢音は白河という女パディに妙な反応をしていた。(清十郎、必死やなあ?クソがあ!)腰の抜けた署長に顎先を蹴り八つ当たり。「さっさと滅びろ!昭和ジジイ!」署長撃沈。絢音も後についた!


南零寺界隈の戦い(前編)


清十郎と絢音は天録町の歪んだルールを暴き深尾を飼い慣らす宇多野たち諸共倒すため向かう。深尾の鼻が効かない場所で清十郎は絢音に聞く「深尾以外のクマどもは蹴散らせるか?」絢音イラついて「誰に向かって言ってるの!私の力侮るなっ!」清十郎は絢音の力は彦一の戦いである程度わかっていたが複数の猛者たちと戦うのを見たことがない。が、どうやら気にかける必要がなさそうだ。

宇多野の屋敷消え切りで離れ山中に向かう深尾の匂い、死体臭が漂う少し開けた闇。清十郎たちは眼を光らせ戦闘体勢を取る。木の上にドス黒い物体深尾を発見!

「きたか〜清十郎!飯食べ終わるまでちーと待たれ。キサマに恐怖をプレゼントするためバディーは生かしておいた、ぬへ!」清十郎ハイスピードで向かうが間に合わない!意識のある白河を咥えひとかじりした時、白河は眼を見開き、

蒼い炎に包まれスラリとした猫と化す!深尾離れ虚を突かれた!白河「何で燃えちゃったの、私?」フェンリルに化けた清十郎「白河、ハラハラさせやがって!お前は猫族だとやっと気づいたか?パディを組んだのはお前が猫族だからだ!」

白河は刑事になる前猫忍として探索しながら優しい人間のもと暮らしていた。ある夜シマである平山電車の踏切で足を引っ掛け電車に轢かれた。幸い電車のスピードは遅く一命は取り留めたが猫忍としての正体をすっかり忘れ人型として今に至っていた。蒼い炎となりこれまでの任務、牙狼との協力的な関係を戻した!「千石さん、やっと気づいたよ!やけに血生臭い場所!やばい敵が蠢いてる!助太刀します!任してちょ!」蒼い炎に清十郎興奮、絢音「お前戦闘タイプ?」

白河「長老猫オババ様直伝火炎術をとくとご覧あれ!」白河はオババ様の記憶を思い出し涙目で構える。猫オババは記憶喪失になり、ぼんやりしていた白河を預かった心優しき猫族の長老。白河が危機迫った時は蒼き炎と化し身を守るまじないを夜な夜なかけ続け、白河の聖なる力を見抜き自分の力の限り与え続けた。しかし、ある晩、魔力を使い果たし誰もわからない場所で長老は息絶えた。白河は過去を思い出し涙が止まらない。

今、オババ様が命懸けで力を目覚めさせてくれた技を出す時と悟りクマ族に!


必殺炎武輪舞い踊り吹きつけた!青く美しい

炎は悪質な邪気を振り払いクマ族を焼き払う!絢音はそれに乗じて深尾にデスファング叩き込む!深尾躍ね払い巨大化していく!「余力蓄え全開で食い尽くそう、くけけ!」

清十郎「きさまは何故人間にこだわる?」隆々としたボディーになった深尾「人間は兎に角ウマイ!特に若い女や子供は美味!柔らかな肉感がたまらないなあ!そこの狼女!お前もうまそうだなあ、ひひひ!」絢音「虫ケラがあ!ミンチにしてハンバーグにして盛り付けた後ゴミ箱に捨ててやる!」

絢音、大技爆牙雷神脚!

光を帯び横回転で深尾の鼻先を狙う!

深尾の左肩に決まり腕をもぎ落とした! だが左肩から下からミミズのよいな毛細が蠢き、みるみる再生し筋肉質の人の手が生える!清十郎「くくっ!この剛腕な腕!み、三沢!ヴヴガアアー!」清十郎デスボイスで雄叫び!深尾圧を受けるが踏みとどまり「あ〜あの雑魚?あんまりおいしくなかったぜ。げへ!」深尾は数えきれないほど人間を食べている。ほぼ女、子供。救えないクズ!

清十郎すでに充電済み

ロックブレイカーインパクト! 

邪悪な深尾に打ち込んだ!「ぐはぐぐぐ〜」深尾内部の破壊に狂おしく悶え苦しむが体内の破壊を溜め込んだ肉で抑え込み堪えた!深尾「お前の大技残念ながら俺には効かねえなあ!」素早く鋼の牙で絢音を噛み加えヨダレをダラダラ垂らす!食欲を満たしにきた!「やっぱやらけ〜!」絢音、強力な腕力で深尾の顎を先切り様鼻をへし折る「オラくそクマがあ!」絢音裏拳ツブテ!ヒットしたが深尾は余裕「惜しいなあ!この味イイじゃん!」


絶対絶命の戦闘の中、清十郎は新たな進化過程にいた!力ではない概念。極悪人含めてすべての生命は宇宙のチリからなる。無論、俺たちも。波打ち実体を作る!摂理を感じた時宇宙に繋がり心拍が高まりフェンリルの白い髪が蒼く光り出す!

深尾口鼻再生し尚も猛々しく「おう!清十郎次はどんな技繰り出す?オレもとっておき出す!ねへっ。」口から肉塊砲作り出す!肉塊を固め硬化させた絶望的な形を発射!清十郎は深尾に接近、否、


瞬間移動し正拳一撃"ロックブレイカー空"!


肉塊砲ごと深尾は分子レベルまで消滅!シャッフルされて手下のクマ共々宇宙に還った!

白河「蒼光りする髪!?千石さん、悟ったんですね!オババ様から聞いたことがある。牙狼フェンリルが蒼く光る時、真理に到達し全ての生命を分子化しシャッフルして宇宙に還す伝説の奥義!執着を、逸脱した一撃!もはや何者にも変え難い誇り高き人間の実相を掴んだのですね!」

絢音は見惚れて「伝説は誠だったのね!牙狼族が生命の根源に行き着いた悟り!清十郎はもう何にも囚われない空なんだね!」清十郎は静寂に日々を過ごしてきた答えを身体と心を解き放ち戦闘中に開眼した。清十郎は脇腹に深手を負った絢音の傷に手を当て回復させる。「ちょっと複数の戦闘きつかったんだね。強がって。」絢音「ハート」


南零寺界隈の戦い(後編)


「さあ、陰陽師が来るか。」絢音「?探知出来なかった!人間は難い!後続隊、射程内に入ったよ!」後続隊はシズク、見走りの兄妹。人間社会での職業はハンターで守備位置に待機。牙狼族の陰陽師の対処法は1点!間合いを十分取り打撃ではなく遠撃で叩く戦法!


宇多野「極悪クマ大将深尾を倒すとはなあ!まだまだ呪符はある!宇多野は平安の頃から由緒ある陰陽師の末裔。古の時代から国を操り、現代の闇機関で財閥、要人に都合よく良いように占術でとりまとめ、時には呪い殺したりと強力な呪術を代々継承し莫大な富を築いた。若い頃は幸福を願い献身的に働いていたが、金の魅力に虜にされ、絢爛豪華な物を買い倒し塗りたくられた手段を選ばない金集めをする愚物に変貌した。貧しい人間をゴミ扱いする癖もつき天録町に立ち入れば深尾のエサとして当てがう救えないカス。天録町の住人はその愚物の下に下った虫ケラの陰陽師たち。

清十郎たちは歪曲したルールごと殲滅を始める!宇多野は手だれ20人を集めて以前清十郎が押収した呪符を配布した。この呪符は宇多野に敵対した凄腕の陰陽師が作った呪符。宇多野に呪い殺され未解決の案件!深尾が渡した強力な特級呪物!「ぐわははあはあ、安場の呪符は獣族にはよう効く!あいつらを呪い殺せー!陰陽師の手だれたちは一人の牙狼を囲み払う戦法!

絢音は炎上玉で辺りを惑わす!

雫、見走りは殺傷力の高いホローポイント弾を装填したライフルで次々と陰陽師たちを打ち抜き、瞬足で移動し方向を変え射程エリアを特定させない!打たれ弱い兄妹見事なパフォーマンス!

白河、絢音は素早く間合い取り遠撃狙う!陰陽師の呪符強力で射程10メートル!

白河が捕らえられた!稲光りした呪符が白河に掛かる!小さき猫に変化し白河強い当たりを回避!「こりゃあ敵わんにゃあ〜!」全力で走り去った!

絢音白河を襲った陰陽師をぶつ切りして間合いをひろげ呪符を眼力光線で焼き切る途中でも絢音に激痛が走る!「想像以上にヤバい!」そこへ雫が射撃を終え、塗り薬を絢音に渡す。「ちょっとはマシになるさ、絢音」呪符のダメージに塗る絢音「お姉ちゃんありがとう!か弱いお姉ちゃんはさっさと逃げて!雫「清十郎、伝説になったねえ!あとは旦那を見届けな!」雫は消え切りで闇夜に消えた。


清十郎は間合い気にせず次々と陰陽師たちに立ち向かい急所を突き手錠をつけ始める!絢音「ああ、殺さないのね。」清十郎は綾音に告げ宇多野の場所に向かう!門前で仁王立ちしていた宇多野

「あ〜美しいワシの街なみがあ〜くききき!きさまが清十郎!フェンリルになり狂四郎、彦一一味を倒した!ワシの美のこだわりの地域、否、世界に立入った者は、粉々に消し去る!」

宇多野複数の呪符をを使い「術式展開、呪符滅殺!」絶大な呪いで清十郎にぶつけフェンリルの清十郎の身体に瞬時に呪符を貼り付けた!

清十郎は電撃、怨念をもろにくらい暗黒に包まれた!宇多野「最強フェンリルだろうが所詮は獣!お前たちの大嫌いな呪符を大サービス残り全部貼り付けた!跡形もなく消えてなくなる!げははははあ!

人型になるわけのわからない生き物はこの世界で淘汰する存在!生きる資格などない出来損ない!まあ人間にも金を稼げない無能なアホ!皆、使えない奴はきれいに処理するのがワシの仕事だあ!」

暗黒に包まれた中から清十郎は「これがキサマの念かあ。物欲の塊。金を集め、欲にまみれ、人身売買までしているなあ。使えない者の生命はこんなお前には使えない者には待っている人間がいるんだよ!おまえの何人かの妻はお前を待っているんじゃあない、金を待っているんだよ!」清十郎は容易く闇を取り払い重力の概念、執着がない清十郎。逆さに浮きながら宇多野の念を理解して手をかざす「若い頃のお前は何もないことを持っていた美しい青年だったのに、執着に塗りつぶされ消えてしまった。また何億年後に戻った時は悪人輪廻を飛び越えて清く生まれ変われ!


「"ロックブレイカー空"」


清十郎は宇多野を消滅し分子になりシャッフルされ、空の力は抑え込めないまま屋敷にある高価な壺、計算された美しい庭園、地下に貯蔵された年代物の高級ワイン、こだわり家具、諸共シャッフルされた。超高速の時間の中、執着が消え安らかな記憶が宇多野に戻り一瞬霞んで宇宙の一部に還り存在は消えた。生命として戻れるかは神とやらにしかわからない。


マイノリティーの敗北


南零寺界隈の天録町他一帯に蔓延ったルールは解体され宇多野に関わる住人は検挙される。宇多野が預けていた銀行の金は陽炎指揮下の元全て巻き上げ環境保全団体に寄付した。更に政界にも密やかな災難が降るが宇多野に関わった財界、要人たちは何事もなく宇多野の関わる物証をかき消した。鵼のような社会は圧倒的正義のマジョリティを標準装備して大量生産、大量消費の歪んだオプションを付けてゴロゴロと動き出す。

新たなスペックを開眼した清十郎たちは宗家にもどり猫大将八尾が幹事となり宴会が始まった。 陽炎「まあるく収まってよかったよな!マジで。」横には陽炎の許嫁雪子が清十郎にアイスコーヒーを振る舞う。絢音は缶チューハイを飲んで「清十郎下戸で楽しないなあ!へっぷ」

清十郎は八尾がマイクを取り出しあの感高い声で"はじめてのスン"を唄う前にアイスコーヒーをぐびぐび飲んで府中の下抜け署に帰り大量な書類を整理する。署長は干されその席には清十郎が座っている。職務につく清十郎は2度と犯罪者をありもしない正義のファシズムに駆られることもなく、信用できる検察官に引き渡した。職場環境が浄化されたのを確認し白河を女署長に推薦し退職する。白河は清十郎に従い周辺地域の平和を誓う。「千石さん!今生の別れなのね。悲しいよ。」清十郎「予知術できるのか!凄いなあ!だが、まだ次世代に人間との輪を広げてもらわないと世界を変える一反ぐらい作るからまだまだ死なないよ!」白河は返事をして清十郎を見送ったが見たくない予知の力を恨んだ。

清十郎は社会との関わりを断ち静寂の中、世相の歪曲を観る。連続されるくだらないニュースが視聴率だけを重視するビジネスや食べるだけのつまらない番組、大量消費などの社会を睨み、温暖化で遠い山岳の村が濁流に飲まれ文化も清貧の心を持つ気高く尊い人々も奪われ、毎日動植物が絶滅し続けている現状をまともに考えない先進国。世界でいくら保全事項が採択されても止められない世界。そこに本質があることに気づかない人間。それでも数少ない理解者もいる。その輪をひろげる力は人間にある。人間だから解決できる。ここに牙狼族も一役買うことを目指すが道のりは遠い!

その後、清十郎は宗家に帰り家頭を絢音に据え、結婚した。若き牙狼たちにの正しくもあり間違いでもある人間についての実相に触れ、仲良く繋がる教えを教授した。フェンリルになりたいと思う若者には惜しみなく教授。絢音との間に清美が生まれ慎ましく幸せに暮らした。

ある満月の夜、大河に飲まれない小さき石であるが如く、全力の抗いを持ち続けた清十郎は無力で助けられない人間を最後まで信じ大きく雄叫びを上げた。そこには真に気高く慈悲をもつ人間になった1匹の悲しき牙狼がいた。どうやら涅槃が来たようだ。寿命を迎えた清十郎は光の中宇宙に溶け込んで伝説の蒼きフェンリルは命を終えた。




何の為に人間は生きているのか?を何もないと答えたいとこは既存の物で満足できない大量せ、消費を求めるハメに繋がることから価値感転換してある物を大切に使い慎ましく静かに生きる静寂を重んじた幸福度が高い本来の姿を投げかけました

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