4-39 佐久の事
佐久の事
時は少し戻ります。
秋の収穫が、佐久の里でも民全員で行われていた。
佐久の巫女も帰っており、収穫進む中、稲穂を叩き、籾を作るのを手伝っていた、チビも巫女を手伝っていた。
そして、広場に櫓が建てられ、収穫祭が始まった。
櫓に火がかけられ、日の勢いが増してくると、正面に向かって巫女が祈りを捧げている。
侍女たちが足を踏みつけ、ドンドンと踊る。太鼓のようなものであったリズムをとって皆が皆、笑いがこぼれてくる。
収穫祭も形が見えてきたようです。
婆様の所へ巫女は、若の警護を伴って、チビともに行っていた。
「婆様、今回もお力をありがとうございました。」
「何、お主らが自然の理に素直に従っんじゃろう。我は、流れのままに対応したまでじゃよ」
「婆様、私も何だか自信がつきました」
「それは不味いな」
え、っと佐久の巫女は、驚いて婆様を見つめた。
「怖いのは慢心じゃよ。気をつけねばな、、、は、は、は」
婆様が軽く笑ってる。
巫女もそうかと確信する。
若が、外で弓使いと話している。
そこにチビが小屋から出てきた。
「難しい話になった。巫女様も婆様も笑っていて、外へ行ってろ、という雰囲気になった」
そこで、弓使いが、気を使い、今日は谷にキツネがおったぞ、狩りに行くか。と誘ってきた。
え、いいの?と若を見て、オズオズと付いて行った。
若は軽く笑ってる。
夕方になり、キツネを担いだ弓使いが戻り、小屋の中で捌き、石皿に焼かれる肉がジューっと香ばしい匂いを漂っていた。
浅間山は、夜空に影となり、小屋を見つめていた。
佐久では、長や先代がお茶を飲みのんびりしていた。
佐久は、冬が来るのである。
あとがき
ここまでで、第4章。次は、第5章に入ります。50年ぐらい立ってからの時代を書きたいと思ってます。
もう少しお待ちください。
よろしくお願いします




