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4-15 南の国の騒ぎの後
ここから第4章の続きです。
南の国の騒ぎの後
秋に起こった南の国の騒動
婆様は小屋を出て、空を見上げていた。
「この秋は暖かいのぉ」
暫くすると、弓使いが帰ってきた。婆様に何も言わず、疲れたという顔をして自分の小屋に入って行った。
婆様は、上手くやったんだなと、感心して、自分も小屋にもどった。
冬が来て、雪が振ってきた。とんでもない大雪が降った。小屋にどし込められるような日々が続いたが、まだ冬のある日、太陽が顔を出し、谷に向かった。
冬のキツネが出ていた。暖かい日であった。キツネを狩ると、また、婆様の所へ行き、焼いてもらった。
婆様は仕方がないのぉと、いう顔をしたが、面倒見のよい婆さんだった。
暫く、湯が降ったり、止んだりしたが、春の兆しが見えてきた。
足元を見て弓使いは、今年は雪が少なかったなと思う。
山を歩き、婆様の小屋の周りの雪を掻き分け、落ちてる小枝を集めたりしていた。
春はもうそこまで来ていた。




