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紀元前0世紀の物語  作者: 熊さん
第4章 紀元前0世紀に
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4-13 策略の失敗

策略の失敗


春日山の小屋の周りも静かだった。

南の国の兵が、密かに小屋を見つめていた。

それを密かに隠れて移動するグループや若、弓使いが、しっかりと見つめていた。

南の国の兵には、見張り以外がいるとは、心配もしていなかった。


「よし、見張りは2人だけだ。後は静かなものだな、こちらは3人で見張りを抑え、後は、皆で巫女の小屋へ入り、攫え」


南の国の兵が動き出す。


その後ろに周り込み、3人を抑える為、移動するグループが動いた。見張りに手がかかる前に取り押さえた。


そこで、驚いた兵の頭が振り向くと小屋の影から矢が飛んできて、胸に刺さる。

ウッと声を上げたが途端に若たちが、入り込み、他の者も抑え込む。あっさりと捕まえてしまった。


南の国の兵士は簡単に捕まった。待ち伏せされてるとは微塵も考えていなかった。

兵たちは、全員取り押さえられた。


オヤジが、よしとひと言かけて、神殿に向かった。


神殿の執務室では、話が続いていた。


南の国の戦略担当者は、静かな雰囲気に、抵抗するように話を続けた。


「我らは、民の上にいる。民を支配する仕組みは、そちらはまだまだ甘いと感じています。大陸の力を上手く使い、指導し支配するのです。こちらのお米はかなり豊かだと聞いております。支配を、、、」


宰相がて挙げて制止して、話し始めた。


「わが国は、巫女様の力を持って、王の指導のもと民とともに生きております。大陸の力と言われますが、米作りは、皆の力が必要です。巫女様の祈りと共に、皆が一緒に国を動かしております。」


戦略担当者は、言い及んだが、続けた


「いや、だって巫女と言っても占い師だろう。なぜそれが共に、、、分からん。だが、その巫女は、、、」


と、いうところで、オヤジが入って来た。


「お話し中、申し上げます。南の国の兵が、春日山の小屋を襲いに来ました。皆の力で取り押さえております」


何、、、戦略担当者は、声が出なかった。

何故バレたのだ。何が起こった。


宰相が聞いた。


「南の国の皆様、どういうことでしょうか?」


戦略担当者は、何故、ばれたのだ、と思ったが、もう何も言えなかった。

柏崎の部下たちは、何が起きたのか分からず、右往左往していた。


宰相が、ひと言


「皆様、お帰りください」


南の国の者たちや柏崎の者どもも、帰るしかなかった。オズオズと立ち上り、部屋を出て行くことになった。


外にいた兵や柏崎の部下どもも、急に戻ってきた戦略担当者たちを見て、唖然としている。


「失敗じゃ」


これ以上は、言葉にならなかった。

さつきまで晴れてた空に黒い雲が広がり、雨が振ってきた。

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