4-8 侍女の失敗
侍女の失敗
早速、柏崎では、どんな人に聞くのか、詳しい内容を話し合い、弓使いと共に、侍女のチビが、佐久の集落に向かった。
若は、既に千曲川を渡っていた、さすが、移動するグループの息子だった。川を渡ると一休み、野原でウサギを狩って、夕飯に食べ人寝入りした。
翌朝、日が出ると保倉川に向かった。
小屋にはオヤジが、微妙な柏崎の動きを気にして次の動きを考えていた。そこに息子が入ってきた。
「なんだ、巫女様から離れちゃダメじゃないか」
「オヤジ、巫女様からの命令で来たんだ。春日山のみ子様が危ないらしい」
「何だって、直江津王国のか、、、困ったのぉ」
「どうした、柏崎が怪しい動きをしていてな、、、でも、春日山の巫女様と関係ないわけないか。」
オヤジは、仲間を呼んで打ち合わせを始めた。移動するグループの仲間が2人いた。
「息子よ、おまえは、柏崎のつなぎは分かるか?」
「おう、分かるぞ」
「そうか、なら柏崎の繋ぎに話を聞いてくれ、俺たちは春日山に向かう」
2人は分かれ、それぞれが動いた。
オヤジは、直江津王国の神殿に着くと、王様に謁見を申し込んだ。その時、春日山に、仲間2人を行かせていた。
執務室に宰相と王に、早々に挨拶を済ませると、
「王よ、我らの巫女が、春日山の巫女の危機を知らせてきた。」
「なに、どういうことじゃ」
宰相が、驚いたように返して来た。
「巫女が浅間山の婆様の進言で、湧水のある洞窟に入り、天啓を受けたのだ、それが昨日のことです」
「何だと、巫女は娘が継いだと聞いたぞ」
「そうです。その新たな巫女の天啓です。春日山には、仲間を2人送りました。顔はしれてる者たちです」
「済まぬ。ありがたい。では、春日山に向かうか」
宰相を伴い、オヤジが春日山の奥に向かった。
移動するグループの二人は早々に春日山の奥の小屋に到着していた。
「巫女様、佐久の集落の移動するグループのものです。おじゃまいたします。巫女様、、、」
巫女の侍女が顔を出した。
「佐久の集落の移動するグループのものです。ご安心下さい」
佐久の侍女は、どうしていただろうか?
彼女も柏崎に入るところだった。
弓使いは、すっかり縄文だったので、離れて監視していた。
侍女は言われた小屋に向かって歩いていた。
しかし、見知らぬ若い、上等な服を着た侍女は、目立ってしまっていた。服まで気が回らなかったのだ。
「お前さんは、何のようだい?」
侍女は、疑われてるとは気付かず。
「私は、人を探してるんです」
「人探し?誰を探してるんだい?」
「えーっと」
弓使いが、変化を見て動いた。しかし、それが悪かった。動きを見られて変だと感じられた。
「なんだい、怪しいやつだね。管理してるものに話さなきゃならない」
いきなり侍女は、捕まり、神殿に連れて行かれてしまった。
弓使いは、無理が出来ないと、すがたをけしていた。




