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紀元前0世紀の物語  作者: 熊さん
第2章 新たな領地と佐久
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2-1 縄文と渡来人の接触

ここから第2章です

縄文と渡来人の接触


縄文人と渡来人の混血はスムーズに進んだ。渡来人の多くは大陸の激しい戦いから逃れてきた、もしくは避けてきた人であり、新たな新天地としての生活の場を求めていたはずである。勿論、これは想像だ。


しかし、渡来人が占領するという形なら、もっと集中して上陸してくるに違いない。だから侵略で無ければ、大陸の争いから逃れて、新天地への探求ではなかったろうか。


だから、大陸からの渡来人達は、言葉もバラバラで階級や職業もバラバラだったと思う。それが紀元前5世紀、突然、直江津付近に上陸した渡来人だった。


一方、縄文の世界はとても長く、争いのない暮らしが続いていた。何故か?


そこで頼りになるのは遺構であろう。全国各地に縄文集落跡が遺構として残っているのである。その遺構には全国各地の物品が存在した。


それは何故なのだろうか?


これは物を動かした交流があったのでないかと考える。つまり各地にあった縄文集落を渡り歩く連中がいたのであろうと思う。


近年、遺構の捜査が進み、縄文人が定住していた可能性も明らかになっている。


定住と交易。


これは移動するグループが居たということにならないだろうか。

そして、それは、ものの交流ばかりだなく、情報の交流があったのだろうと想像する。


隣ではこうしてる、あっちではこうしてる。情報が伝われば争わないのではないだろうか。戦う理由が奪われる。知っていれば、仲良くできる。と思う。


そんな縄文人が渡来人とすれ違う。


縄文人の暮らしの基本は山間である。

渡来人は、平地の民であった。


互いに勢力がぶつからない。更に渡来人には統一の言葉がなかったと想像できる。


互いに見様見真似でのコミュニケーションが成立したのだろう。


しかし、交流や混血が進むと、渡来人の持ったきた米が状況を一変させることになった。


暮らしがギリギリだった縄文世界に潤沢な食料が加わったのである。


また、人数が増えても、渡来人達には余り気にならずに、階級の様な上下関係出来る方の方が当たり前であった。


また、子どもが増えても共同で育てる。これは渡来人な影響か、自然なことか分からないが、多分それもあって人口が爆発的に増えたんだろうと思う。


春日山の麓の弥生集落が膨らみ直江津王国と見紛う場所になるのは当然であった。


王族として、技術を継承するものが、別の平野に弥生集落を作るのも必然であろう。


しかし、住民からの他の平野への移転となると理由があったと考えたのである。


理由のひとつに移動するグループを充てた。彼らは縄文ネットワークを知る者たちであった。


彼らの誘導があれば移動は可能だろう。そして、移住は、別な土地に新たな弥生集落ができるのではなく、新たな領地の誕生であろう。


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