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前文
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歴史は確かに存在している。
しかし、文字がないというだけで、無視されるべきでも、特別視されるべきでもない。
縄文から弥生へと時代が移るとき、多くの渡来人が日本列島にやってきて、混血が始まり、彼らの新しい技術によって食料事情が改善し、人口が急増した。
それは本当に、渡来人が来たからだけで起きたのだろうか。
縄文は、一万年以上の歴史を誇る我らの原点である。
その長い年月に争いが少なかったのは、何か秘密があったのではないだろうか。
長く続いた平和と、逃れてきた新しい技術が静かに融合し、育まれていったものが、日本という社会の基盤になったのではないだろうか。
僕は、まだ出ぬ様々な証拠を想像しながら、この物語を描いた。
とりあえず今後の大きな流れとして、章立てを書いておく
第1章:直江津王国から始まった
第2章:新たな領地と佐久
第3章:弥生の世界
第4章:紀元前0世紀に
第5章:大和政権への吸収




