講義4 関数の傾き
【関数の傾きって、そもそも何?】
関数の「傾き」というのは、"グラフの角度"のことです。
たとえば、次のような直線の式があります:
y = 2x + 1
この「2」が“傾き”です。
⸻
【具体的に言うと…?】
たとえば、坂道を歩いているとして、
•横に1歩進んだときに、縦に2段上がる坂
→ 傾き2
•横に1歩進んだときに、縦に1段下がる坂
→ 傾き-1
つまり、「横にどれだけ動いたときに、縦がどれだけ動くか」を表すのが傾きです。
⸻
【より数学的な表現】
2つの点(x₁, y₁)と(x₂, y₂)があるとき、
傾き = (y₂ - y₁) ÷ (x₂ - x₁)
です。
これは「変化の割合」とも呼ばれます。
「横にどれくらい進んだときに、縦がどれだけ変わったか」
を表す数です。
他の例として、自転車で移動したとして:
•1時間で10km進んだ
→ 変化の割合は10km/1時間 = 時速10km
•2時間で30km進んだ
→ 変化の割合は30÷2 = 時速15km
この「速さ」も、変化の割合の一種です。
時間に対する距離の変化を見てるわけですね。
「変化の割合」=「傾き」=「1あたりの増え方」
つまりxが1増えた時、yはどれぐらい増えるの?ってことです




