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まばゆい光が視界を覆い、思わず目を閉じた。


耳鳴りのような音が響く。


——違う。これは音じゃない。


記憶の残響だ。


頭の奥に、まるで忘れ去られていた映像が流れ込んでくる。



暗い空の下、私は剣を握っていた。


目の前には 黒い影の軍勢 。


その中央に立つのは、黒い鎧を纏った 何か 。


(……私は、この戦場を知ってる。)


「立て、セラ!」


誰かが叫ぶ。


私は、 セラ ?


「お前が負けたら、世界は——」


声が途切れる。


視界が闇に飲み込まれる。



——はっ。


気がつくと、私は元の場所に立っていた。


「……思い出した?」


黒い“私”が静かに問いかける。


私は、ゆっくりと頷いた。


「……少しだけ。でも、確かに……私、戦っていた……。」


「そう。君は“セラ”だった。」


セラ。


それが、私の本当の名前?


「今の君はまだ不完全。でも、その記憶が完全に戻れば——」


「……私は、何をすればいいの?」


黒い“私”は、にっこりと笑った。


「簡単だよ。 この世界を救うこと 。」


その言葉とともに、私は 真実の扉 へと導かれていく——。

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