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テンプレ異世界転生した俺の末路  作者: ずざぁ(恥)
3/4

2話 スキル獲得


瞑想で魔力を感じようとしたが、ダメだった。そもそも魔法の実物を見てないので、使い方なんて分かるはずもない。俺はアホか。


まあ、別に今すぐ魔法が必要なわけではない。要は、暇を潰せればいいのだ。


現状、スキルの存在は確認されている。この辺から、暇つぶしの方法を模索しよう。


どんなスキルが存在するのかわからないが、メジャーな異世界モノであれば【鑑定】スキルがある。修得できるか分からないが、試してみよう。


俺は天井をジッと見つめる。あれは天井、あれは天井、あれは天井、と頭の中で念じ続ける。


30分後。


ーーあれは天井、あれは天井、あれは天井


1時間後。


ーーアレハテンジョウ、アレハテンジョウ、アレハテンジョウ、天井ってなんだっけ?


2時間後。


ーーあれはっ、天井!?天井だ!てっ、んー、じょう!



《天井》



すると、俺の視界に、ステータスウィンドウのような文字が現れる。


うおっしゃキター!!なんか出てきたァ!!


急いで【ステータス閲覧】を使う。


《ステータス》

名前 クロウ・ルナアーク

レベル 1

HP 2/2

MP2/2

スキル

人生周回 Lv.1

異世界言語 Lv.5

ステータス閲覧 Lv.1

判定 Lv.1


スキル欄に、【判定】が追加されている。【鑑定】ではなかった。効果不明である。


スキル名だけだとどんなスキルか分からないが、とりあえずゲット出来たので嬉しい。是非使ってみたい。


さて、このスキルの使い方、効果を推測してみよう。


判定という名前からして、物事を判断するのに役立つスキルだと思う。俺はさっき、天井を見続けながら、それを天井だと判断し続けた。それによって【判定】が発動し、修得した。だから、つまりーー


俺はスキル【異世界言語】を注視し、このスキルの効果によって異世界言語がわかるのだ、と推測する。それと同時に、【判定】スキルを修得した時の感覚が甦える。


《【異世界言語】》

・異世界の言語を理解できる

・転生者限定スキル


ーーこのスキルは、正しい判断、判定を補助するためのスキルだろう。推測をし、その答えをすぐに得られる、かもしれないスキル。


《【判定】》

・物や人物、スキルなどに対する正しい判断を行なった場合、その概要が開示される


うん、合ってたみたい。まぐれで当たった。こんな適当なやり方でも、スキル修得できるんだ。


それが分かっただけでも十分な収穫だ。夜も遅いし、もう寝よう。








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