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ボール(ロボ)大地に立つ

初めて投稿します。よろしくお願いします。

 ズドォオオオオオオオオオオオオン!


 鬱蒼と茂る森林地帯の辺り一帯に、大気と大地を震わせ衝撃波を伴った大音響が轟く。

 目前には巨大な直線の空洞が出来上がっていた。

 地面は浅く円形に抉られ、自生していたであろう森の木々は、その悉くを真横に真っ直ぐ吹き飛ばされている。

 その断面は、まるで見えない境界線が在るかの如くチリチリと焦がされていた。


 空洞の先は遥か彼方まで続き霞んでいる。


 想像の範疇を大きく上回る惨状をもたらした破壊の爪痕に、俺は大いに狼狽えていた。


……どどど、どうしてこうなった!?


-------------------------


 私は会社員だった。転職後十年間、身を粉にして売上には貢献してきたものの、リストラ紛いの降格、左遷を任命してきた経営陣に嫌気がさし、辞表を出すつもりでその日の仕事を終えた。

「よっこいしょっと」 

 最近はめっきりメタボな身体を、朝日を浴びて鈍く照り返すマイカーに押し込めつつ私は家路についた。


 途中でコンビニに寄り愛用の煙草を購入。店外の灰皿で吹かす煙草の煙が、早朝の田舎の空気に溜息と、一抹の虚しさと共に霧散していく。哀愁漂うその姿は四十半ば、やもめのおっさんのソレである。


 ……都会じゃ未だに一部親父狩りなんてモンもある様だが今は恰好の餌食かもなぁ。

 まぁ(元)部下の若い奴が言ってた事だからよく解らんが。


 因みに結婚はしていない。母と二人暮らしの中年独男。田舎では結構厳しい環境だ。

 …昔はこれでも…ヤメておこう。もう終わった、過去の事だ。


 私は一片の覇気も無い表情で自宅の自室に戻ると、徐にTVを兼ねたPCを起動した。

 静かに立ち上がるモニターを後目に、寛ごうと着替えて居ると不意に強い眩暈と、尋常では無い頭痛に襲われた。

……暗転する視界……意識がプツリと飛んだ。



 気が付くと、目の前は真っ暗闇だった。

 んん? もう夜なのか? 今何時だ?

 と手を伸ばそうとして


《え、なんだコレ身体が動かない!? 俺……もしかして脳卒中か何かで倒れた?! や、ヤバいじゃねーか!?》


 完全にパニックを起こし、最早一人称が「私」から「俺」へ、思案する言葉も若返っている事にも気づかない。動かない身体でジタバタ焦りまくる俺。と、唐突に「ピッ」と小さな音が身体の内側から聞こえた。


 真っ黒な視界の端々にオレンジ色のラインに縁取られた文字列や数字群の羅列が次々と瞬いて消える。


《ハ? な、ナニコレ?》


 と考える間もなくいきなり視界が拓けた。


 VRゴーグルでも覗き込んでいる様な感覚。小さなメモリを印付けられた半可視のグリーンの膜が展開し、前方視界全体を映している様だ。

 

《……ふ、ふぅん、森だぁッ。……木だらけだね! 俺、こんな体感型ゲーム機なんか持ってたっけ? にしてもリアルだなー、4Kとか3Dとか目じゃないよ。てか本物にしか見えないッ!》


 うんうん、などと頷いたつもりでも、ただただ沈黙が広がるだけ……

 そのどうみても、現実リアルとしか思えない、否、明らかに目視より精細な描画感覚の非現実さに、俺の精神はじんじん圧迫され始める。


《って、いい加減夢なら覚めろよ…もぅ! ちょっと! コレどうなってるの?!! 誰かー! メディーッック!》


 無論返事など無い。ただ空しい空気があるだけ。


《コレが一人ボケ突っ込みって奴か…》


 黙ったままだと押し潰されそうな静寂に、訳も分からず軽く現実逃避していると変化が起きた。

 グリーンのグリッド上の左端から膨大な文字列が数瞬間羅列された後《起動》と表示され落ち着いたのだ。


『おはようございます。お呼びですか? マスター』


《え……俺? に言ってる? マスター? って君は誰?! ココはどこ?!》


『私は「メディック」です。今、貴方マスターに由って名付けられました。』


『お知らせします。マスター、過度の負荷によりシステムに重大なエラーが発生。現在修復中です』


《え、……いやいやいや、ナニソレ大丈夫なの?! てか、今どうなってるの? システムて、何?》


『マスター、欠落したデータを復元する為、現在46の複合統括OS群ウェアソリッドを再インストールしています。』


『注意喚起と提案です。関連付けされたメモリーが多数一致。重複する記憶が複数あります。まとめて置換しますか?』

 

《えっと、それをしたら現状況が解るの?》

『はい。その方がご自身の負担が軽くなります。』


《そ、そうなんだ。……うん、じゃあ、お願いします》


『記憶齟齬除去、上書き終了。続いてマスター同様、環境適応の為、躯体を最適化します』


 早いなオイ。

 て、俺同様最適化って……あぁ、大きな何かに包まれて、なんだか暖かいナリ……


『最適化完了。ポッドベースはカモフラージュ後、緊急遭難ビーコンへ移行、遺棄します』


 あ、はい……


 メディック(俺が名付けたみたいだが)と名乗った彼。

 自分の記憶にある自分ソックリな声で話すが、俺を補佐するAIみたいな物だろうか。


 それにしてもさっぱりワケが解らないぞ……。


 身体の感覚が戻ってくると、どうやら今の俺はほぼ球形の機械の中に居るらしい。

 というか、どうも俺自身がこのボット(ボール)である様だ。

 転がるしかない様だが、それなりにちゃんと動く事も出来そうだ。

 その場でクイっと身体を振ってみる。


 この(ボール)(体)、動くぞ! ……当たり前か


 むしろ動かなかったら俺がヤバい。

 てか今でも充分ヤバいんだけど! 何なんだよ! ボールって!


 それでも自分の身体と自覚(?)した為か、大体の操作方法が感覚として段々判ってきた。


 ホンっとに手も足も頭も無い。全くの真ん丸である。


(というか、勝手にグリッドに自己診断評価として画像が出力された。ご丁寧にコメントまで挿入して表示されている。)


 直径は1m強位だろうか。色はクロムシルバーとも云うべき艶やかな光沢を放つ、とっても金属な質感である。


 その表面は非常に滑らかで規則的なパーツ構成。

 ただ、どうも複雑怪奇に組み合わさった完璧なパズルの様だ。因みにスキマは全くない。

 上から五分の一位の処で細い小さな光点が中心から左右対称に横たわって時折明滅している。


 いやいやいや、何なんだコレは?!

 何故どうしてこんな事に? 何で俺、すぐボールなん?!


 現況を把握する度に益々混乱している俺を、それまで収納していたポッドベースと呼ばれた物は、フラットな黒の装甲に赤いラインの入った棺桶然とした風貌。

 アームで器用に俺を地表に降ろしたかと見上げていると、徐々に周りに溶け込む様に消えていく。

 ……光学迷彩って奴か?


《ふ……む、どうやら大樹の群れから島の様に浮き出た、広けた場所の様だな》


 殊更に芝居がかった体で呟いてみる。

 現実逃避、というか取り敢えず現実を受け入れ始めた、と自己解釈して周囲の状況を改めて伺ってみる。


 ……どうやら陽の光に照らされた、剥き出しの地面に居るらしい。

 穏やかな日光が降り注ぐ、比較的開けた緑の絨毯の上に接地している。

 時折撫でる様に吹くそよ風に、足元の絨毯ごとさわさわと靡いて、その感触が心地よい。

 豊かな大地であろう事は一目瞭然であり、それが余りにも自然で体感を伴っている事に未だ疑問すら湧いてこなかった。

 俺はモニターに映しだされる周囲の状況を観察していく。

 

 ……意識を取り戻して初めて見た景色は、どうやらポッドベース越しに見ていた映像だった。

 木、木、木……物凄く大きいデス。


 一本一本が其れこそ樹齢数千年はある様な、それはソレは立派な木々が乱立しているのだ。

 巨大樹で埋め尽くされた風景を不思議な感覚で見回す。


 今や身体(球体)は自由に動く。

 向きたい方向を意識すると、グリン! と身体ごとそっちを向くのだ。


《ふむ、反応レスポンスはイイ感じ》


 キビキビ動く。

 因みに転がっても全く酔わない。

 てか、どんなに身体を転がしても目が回るって事がない。常に水平を保っている感じだ。


 グリングリン、コロコロ、キョロキョロ、グリコロ、キョロコロしつつ状況を把握する。

 体調はすこぶる良好である。

 メタボの頃とは大違いだ。オマケに何だか随分若返った気がする。

 うん、健康が一番だね!……ふぅ。


 それにしても。

 うーん、一体どうやってこんな巨大樹が密生していられるんだろうか?

 普通じゃ考えられないんだけど。

 大体、こんな巨木が互いに近いと、枝と枝、根、葉あらゆる部分が干渉してここまで育つのは有り得ないんじゃないかと思う。

 リアルを追求した最新体験型ゲームの割には練りが甘いなぁッ。


《そう思わないかい? メディック君》


『マスター、現在地は辺境の未知の惑星です。現実であり仮想空間ではありません。……置換した記憶は不完全の様です。もう一度ポッドに戻って今度はフルリカバリーしますか?』


 え、じゃ俺は宇宙船に乗ってやってきたのか! 凄いな! いきなり初体験カマしてたのね。

 全然記憶に無いけど! あ、リカバリはノーサンキューです!!

 だって怖い。もしか自分が消えたらどうすんだYO!

 大体そのパワーワードてどうなの?! 物騒過ぎるだろ、ヤメテよねッ!!……


 そりゃ薄々気付いてはいたさ。

 俺のいた(少なくとも覚えている)地球には、こんなに潰さに感覚を追従出来る、現実としか思えないリアルな仮想空間なんて存在しなかった。

 し、またソレを実現するデバイス、マシンその物も無かっただろう。


 …てかさ、なんでボールなの?

 マジで手も足もねぇじゃんよぉ! クッ!


 しかもさ、(嘗ての)自分の声にソックリなAI(?)に、冷静にそつなく俺自身の記憶を書き換える発言される、ってのは気分の良いモンじゃないやい。


 ハァ…それにしても、やっぱり俺はとっくに死んでいて、今の自分は電脳化されたサイボーグかなんかだろうか……ラノベじゃあるまいし。

 …あぁもう、こうなったらいっその事、ロールプレイとしてノって見るしかないか。


 気を取り直してメディック君に相談する。


《なぁ、これからどうしたら良い? 君は(多分俺も)何か目的があるんじゃないの?》


『マスター、現在の私は司令本部とはオフラインです。本主機を含む全てを完全再初期起動フルリセットした為、機密保持プロテクトが今後の全言動に於いて施行されます。現時点で任務詳細は明らかではありませんが、私の行動原理は「生き延び、合流する」事が最優先となっています。従って艦隊司令本部に帰還する為の情報を速やかに収集精査し、持ち帰る事が任務である。と既決します』


 まぁそんなトコだろうな。出なきゃこんな事態になっちゃいないだろ。

 ……ところで


『マスター、急速に近づく物体を検知しました。備えてください』


《ヘ? ハぁ?! ナニソレ?! どうしよう?! そ、備えって?!》


『システム完全再同期完了。ウェポンライン-ランク2を実装、開放します』


 目の前のグリッドに自分を中心とした俯瞰のマップが素早く展開される。更にその片隅が光点を表示し、あっと言う間に拡大された。2時の方向からかなりのスピードで何かが近づいてくる。


 大きいな。しかも速い! 

 こんな巨木の密生する森を移動している、にしては明らかに異常だ。


 やがて荒れ狂う木々の破壊音と地面の挙げる悲鳴。外部音を拾うセンサーが視線を向ける矢印を指す。

 奥の方から大樹が次々となぎ倒されるのを凝視しながら何者かが現れるのを待つ。

 どの道隠れる場所も無い。


 踏み込んだ地面を足形縁に盛り上げ、奔りこんで来た巨大な物体。

 ソレは紛れもなくモンスターと呼ぶべき、赤黒い鱗で覆われた体躯を威風堂々と現した!


 ヒ、ヒェェェェッッッ!

 やっぱり木の陰にでも隠れときゃ良かったッ!……

 

 ギロリと睨むと、ソイツは何故か俺を狙って真っ直ぐ突進してきた!


 俺を踏み潰そうとしてか、左足から凶悪に伸びた爪が、刺さる様に正面からぶつかり、いとも簡単に俺はブっ飛ばされた。


 ぐぁぁああー! 痛いぃぃ! て、あれ? 何も感じないぞ? あ、そうか! 今俺ッ! 機械だから! 

《メディック君! 被害状況を!》


『損傷率0%。墜落時の衝撃や地質密度、その他の事象サンプルデータから予測した通りです。今、実証されました。凡そこの生物から危害を加えられる事はあり得ません』


 へ!? そ、そうなの? 俺って頑丈だなー!

 ……?! 今なんか危険なワードが出たよーな??!!


 て! いやでもコイツ体長20m位あるぞ? アレだ! 恐竜じゃないか!

 ティラノサウルス-レックスって奴か。映画なんかでお馴染みのさ! アレの物凄くおっきい奴じゃん!

 お、俺は只のボールだゾ! に、逃げるんだッ!


『落ち着いてくださいマスター。現状、逃走する必要はありません。簡単に撃退可能です。加えてこのタイプは光る鉱物が好きな習性を持つ様です。逃げても追ってくる者と推察します』


 ンがぁくっく!


『マスター、武器統合管制ウェポンライン限定解除ランク2を既に開放、実装しています。速やかに処理してください』


 え、た、倒すの?! 俺が?!

 

 ブッ飛ばされた俺が大木に跳ね返され、転がってた所を、ドンドコ爪で蹴られ、放り投げられ、踏み潰され、咬みつかれ、ひっちゃかめっちゃかにされる。

 

 いやーん、凌辱ってこういう事か。ヤメてー! 玉のお肌が傷ついちゃう!


 と、それでも傷一つすらついてないMyナイスバディ!


 おおぅ、お、俺ってホントに頑丈なんだな!!

 取り敢えず唾塗れは嫌だからさっさと退避ッ!


 身体を独楽の様に強烈にスピンさせ牙から脱出!

 衝撃と共に奴の口中にプラズマイオンが迸る。

 ティラノ野郎は牙の様な歯を大部分失ったみたいだ。


《よーしッ! こっちの番だ! 喰らえぇ!》


 地面に到達すると俺はすぐさまバウンドし、猛烈にスピンしながら、一気に奴の左頬へ跳弾よろしく体当たりした!


 雷の様な派手な音を立て、吹っ飛ばされたティラノ野郎はニ、三回転し、脳震盪でも起こしたのかしばし首を振り振りする。それでも強大な両足で立ち上がり、長い尻尾でバランスを取りつつ、前傾姿勢をこちらに向ける。途中でメディック君が何か言ってるが慌てない。


「グォオオアアアアーーー」


 俺ごと周囲を吹っ飛ばしそうな程の圧力を以てティラノが咆哮する。


《ウッルセぇ、お前さんが俺を玩具おもちゃにするからブン殴ったまでだろ! 大人しく帰るならこっちもコレ以上なにもしないから、とっとと失せろ!》


 と、奴の大口を開けた咆哮後の巨大な顎の奥が、光の粒を収束させていくのが見えた。

 直後、俺に向かって光が放たれた!

 とっさに右に横っ跳ぶ!


 軽い衝撃が俺を掠め、真っ直ぐ後ろに飛んでいった。

 瞬間的に何かを焦がした様な音に振り向くと、着弾した地面は抉れ、結構な深さの穴を穿たれていた。穴の縁はプスプスと焦げている。


《ビームかよ! そんなん有りか! これ直撃したら防げるか? あっぶな……》


『マスター、この個体は生体改造を施されたか、もしくはソレに準する兵装を搭載していると思われます。』

『但し、今の攻撃は直撃しても何ら問題無い熱量です。最早これ以上の戦闘行為は時間の無駄です』

『推奨武装G-インパルスキャノン。敵対象を速やかに排除しましょう』


 え? いや、ちょっと待て。武装あんのかよ!?

 あ、いやき、聞こえてたよ?! うん、ゴメン。聞き流してた。

《メディ君、やっちゃってください!》


『了解。重力子連続可変震動砲グラヴィトンインパルスキャノンスタンバイ。環境最適化に伴い、躯体固定脚フレキシブルアンカーを展開します』


 俺の真ん丸ボディがカシャン! と展開した。身体の真ん中から数か所に縦に割れ左右に分割、展開したパーツが盛り上がり両肩を形成、その根元から先へ両腕が生えていく……拳までキッチリとね。

 身体の上方と下三分の一が後方と前方へ其々大小スライドし、背部にはスラスターパッドを、前方には外装が割れた事で、迫り出してきた淡く光るコアを保護する様にパーツが重なっていく。

 スライドした外装の合った部分の内側下方からユニットごと折り畳まれた両足が伸び、しっかりと着地していた。序でに申し訳程度に小っちゃな頭部がモノアイみたいな目を光らせ、盛り上がる両肩に挟まれる様にピョコンと起き上がって収まっていた。


 スゲエェ! ハリ○ッド版トランスフ○ーマーも真っ青な変形だ!


姿勢制御フレキシブル躯体固定完了(アンカー・ロック


 ハウア! 俺の雄姿が遂に!


 自画自賛的に感動していると、腹というか胸のコア部分みたいな所が展開して淡いグリーン光を放ちだす!


『対象回避予防措置枠固定ロックオン。マスター、トリガーをどうぞ』


 大気が波打つのが判る様な、途轍もないエネルギーが機体の前方に顕れ、その開放を待ち脈動していく。


《いっくぞぉ! G-インパルスキャノン、発射ぁぁぁぁあ!》



 ズドォオオオオオオオオオオオオン!


 鬱蒼と茂る森林地帯の辺り一帯に、大気を震わせ衝撃波を伴った大音響が轟く。

 目前には巨大な直線の空洞が出来上がっていた。地面は浅く円形に抉られ、自生していた森の木々はその悉くを真横に真っ直ぐ吹き飛ばされている。その断面は、まるで見えない境界線が在るかの如くチリチリと焦がされていた。


 空洞の先は遥か彼方まで続き霞んでいる。


 想像の範疇を大きく上回る惨状をもたらした破壊の爪痕に、俺は大いに狼狽えていた。


 ――冒頭の惨劇である。恐竜(によく似た生物)など木っ端微塵どころか跡形も残さ無かった。


 ちょ、ちょちょ、ちょっとぉ! 何やってんスか! 森林破壊! 自然破壊デスヨぉ! もぅ、これメディック君じゃなくて、デストロイヤー(破壊者)名乗って良いんじゃないの!? ヤダワー

色々試行錯誤してみます。良かったら感想などをいただけると幸いです。

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