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プロローグ


「俺を選んでくれてありがとう…愛している」


彼の微笑みはぎごちなくて、それでも想いは瞳から伝わってくる。


短い漆黒の髪は太陽の光を受けて光の輪を写し、赤い瞳は真紅で吸い込まれそうなほどの透明感と力強さを持っている。

スラリと背が高く、しっかりと鍛えられた身体を真っ黒な騎士の正装で包んでいる。

彼は、自身の持つ魅了の力をどこまで理解しているのだろうか。


ふわりと彼の両腕が私を包んだかと思うと、次の瞬間には息が苦しくなるほど力強く抱きしめられていた。


逃れられる気がしない。

このまま彼を抱きしめ返したいところだけど、

でも…私。


私、貴方の恋人でも、友人でも、知り合いですらないですよ!

「人違いではありませんか?」の一言が言えずに固まるしかなかった。







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