表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

神人共存

御利益を無下にした話

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳ございません。


注意事項2

就活に苦しむ描写、面接官との折り合いが合わない描写があります。

現役就活関係者、気をつけて下さい。


湿気った話ばかりですね。

明るい話を次はしたいなぁ。するか分からないですけど!!

……ごめんなさい……。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい……。せっかく、貴方様が紡いで下さったご縁を……私が全て台無しにしてしまいました。……ごめんなさい。

僕らの前には地面に頭を擦り付けて詫びる一人の少女がいた。うねりのない黒の髪に、黒縁眼鏡。それに黒のスーツと来たら、生真面目な子だと一目で分かる。

生真面目……なのだ。その上、子供のように素直。気が緩むと、一握の弱音と共に繊細さが浮き彫りになる。今日はそんな彼女の善性が裏目に出た皮肉の話。

……彼女は就活に苦労していた。周りの子達が揃いも揃って受かるさなか、彼女だけが取り残された。当たる面接官はどうにも彼女と相性が悪く、繊細な少女の心はいとも容易くへし折られた。……それでも、それでも周りには必死に道化として振舞って、大丈夫な振りをしていた。

「失敗、しちゃったかぁ……」

「ええ。『今まで当たりの強い方としか面接しなかったから、貴女方と会えて良かった』と申したそうですよ」

「…………」

僕の隣を三狐神様が険しい顔で見つめていた。何せその会社との縁を結んだのは三狐神様だ。残念がるのも無理は無いか。でも決して怒りを顕にしては居なかった。まだ修羅の道を歩く彼女を案じて居るようだった。

彼女は泣き腫らした目のまま、覚束無い足取りでお御籤の箱まで歩く。辿り着くまでに倒れて仕舞いそうだった。それでも何とか前まで来ると、静かに銭を投げ打って、中身をグチャりと掻き回す。

――私は……私は……私はぁ……うぅ。なんて駄目な子なのでしょう。皆様から戴いた物まで無下にして……。このままじゃ一生受からない…………。

それを聞いた僕達は手短にあったバケツを片手に彼女の元まで走り寄った。中には沢山の花弁。御利益を溜めたもの。それを問答無用で彼女の顔面、頭上から浴びせかけた。僕は真正面から、三狐神様は真上から。すると彼女をすっぽりと覆っていたどす黒い死の気配が一瞬にして剥がれ落ちた。

何をされたか分からないと言った表情。呆気に取られた表情。でも淀みは消え去っている。

「いいか!! 今のお前は焦り過ぎだ。周りが皆受かって、怖いのはわかる。取り残される恐怖から逃げたいのは分かる!! でも大丈夫。私は怒ってない。ちゃんと感謝して、来てくれた。御利益ねぇとか巫山戯たこと抜かさなかった。だから私は、私達はお前を見捨てねぇ!!」

「大丈夫。きっと今はしんどい。辛くて折れるでも歩みは止めちゃ駄目。大丈夫。大丈夫だから」

後は二人で彼女を抱き締めあった。幼子のようにわぁわぁ泣き喚くその背を延々と摩り続けた。

御籤には私達の言葉がつらつらと並んでいた。

過去思い出して泣いちゃいました。

長編にしようと思ったのですけど、我慢できずに投稿しました。

また会いたい。


以下、何でも許せる方向け

私と相性の悪い方々と面談する事が多かったです。

怒られも、笑われもしました。

相手にそんな気はなかったと思うんですよ。

でもガチガチに緊張してたので、上手く思いを汲めなかったんですよ……。今より全然未熟でした……。

もし、面接官の方々でこれから新しい方と面談する場合は出来るだけ優しくしてあげて下さい……。余計なお世話ですけど……。

それから就活生の皆さん、辛かったら立ち止まって良いんですよ……。大丈夫になったらまた戻れば良いんです。心だけは死なせないで……。生きて……。

好きなこと沢山見つけて下さいね。


此処の御祭神が居なければ、此処には居ないくらい相談に乗ってもらいました。支えでした。本当に……。

とゆか、私が神社巡りが趣味になったきっかけですしね。

出したいとは思ってるのですけど、もう、私が遠くに行ってしまったので、なかなか会えません。

頻繁にお話出来ません……。

だから出すかどうかは未定です……。

また会いたい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ