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7/10

脳内お花畑ヒロイン

 脳内お花畑ヒロイン。それは悪役令嬢ものにかかせない役割。彼女がいることで作品に盛り上がりが生まれる圧倒的重要ポジ……!


 と冗談のような本気の一段落目はさておき。脳内お花畑ヒロインにもまあ、テンプレがあるわけですよ。悪役令嬢のページでも少し触れましたが、彼女は大体孤児院から引き取られた男爵令嬢や後妻の娘、あるいは平民という設定が多いイメージ。


 このお花畑ヒロインも悪役令嬢同様に転生者だったりすることもわりとあるし。そして基本的に「わたしがヒロインなんだからわたしが世界の中心よね~」という感じの態度をとって周囲に嫌われるパターン。

 まあ、転生者じゃなくても脳内お花畑で「平等大事!」みたいな考えのもと行動を起こして顰蹙(ひんしゅく)を買うというのもあるあるなんですけどね……

 日本人の意識があるなら「平等大事!」ってなってしまうのは仕方がないかも……と思ってしまいますが。貴族のいる世界での記憶と価値観しか持たないのに、貴族に会ったことないの? みたいな。まあ、ガバガバでも面白ければいいんです(極論)。


 聖女もののヒロイン枠も同じく後妻の娘、義妹というパターンが多いイメージです。孤児院から引き取られた設定、悪役令嬢ものより割合としては少ないかな? たぶん。

 というのは、聖女わりと血筋が重要視されるので……「聖女」だから女性側の血筋、母親の血が求められるのかな、きっと。で、それが孤児だと保障されないのが原因だというあたりですかね……むしろ孤児は貴種流離譚とかで主人公向きですから。




 で、こんなアホらしいヒロインの味方をする王子、ポンコツではというツッコミに対抗するかのように「魅了」という特殊な魔法の設定が加わってくるパターンが最近は増えてきたりしています。

 だって、普通に考えたら王子が陥落するなんて……周囲止めなかったのかよ、というのはもっとも。じゃあ、王子がポンコツなのに理由が必要だよね、というところからヒロインに魅了の設定が加わったのかな、という感じですね。


 たぶん、悪役令嬢もので王子がポンコツなのは魅了テンプレが広まる前からヒロインが魅了していただけなのでは……という可能性もあるぐらいですので。というかその方が整合性がある(こら)。

 まあ、いつ頃発生したのかとか、いつ頃テンプレになり始めたのかとかわからないことだらけですが。少なくとも私の読書歴をひっくり返すと、二年前には確実に誕生していたと断言できます。それ以上前は知りません。




 では、常にヒロインが主人公にとって嫌なことをする枠かといえばそれは違って。たまに仲良くなったりすることもあります。しかし、テンプレについて語るならヒロインは「主人公とヒーローにとっての恋の障害」という側面が強いのであまり語らないでおきますね。



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