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第3話 この世界は…

暗闇の中、大きく息を吐き出し、目を閉じた。


この世界は、私の認識… 甦った記憶が正しければ、ゲームの世界だ。

かつて生きた世界で18禁乙女ゲーム…ceroZ表記の迷作と評された作品。

攻略対象はスタート時に4人。隠しキャラとして、幾つかの要件を満たして1人増え、追加コンテンツで更に1人追加され、計6人。

溺愛からヤンデレまでなんでもありの中で、唯一ないのがハーレムエンド。


私はこのゲームのコンプリート組であり、考察・攻略組であるハードユーザーだった。

そして、基本、ゲームだけでなく、小説・漫画・映画とジャンル問わず、インドアな趣味に片寄っていた人間であればこそ、この状況を受け入れ、考察をする。


否、するしかない。


今の私には、かつて生きた45年程の記憶がある。

それと共に、この世界で生きた5年程の記憶もある。


この世界の常識で生きた5年に、かつての記憶が混ざり、幾つもの出来事に納得する。


私は5歳児としては異質だった。

知能も、身体能力も、魔力操作も、大人並みとまではいかずとも10歳児以上のものを習得していた。


だからこそ、子供達の見守りの為に、お使いに同行させられていたのだ。

子供達も知っているからこそ、私の指示に従ってくれたのだ。


天才か、凡人故の努力か、と神父様は笑っていたけれど。

多分これは、ヒロインであるが故のチートだろう。


このゲームのヒロインは全方向に向けて優秀なのである。

もちろん、そこには努力…覚える為の手段は必要だ。

だが、必要であれば、全てを吸収・習得出来るポテンシャル持ち…それがこのゲームのヒロイン。

そのヒロイン補正が、今の私が5歳児らしからぬ理由の1つだろうと推測出来る。


パラメータを確認出来ればいいのだが……。


「ステータス表示」


小さく呟けば、目の前に半透明の表示が現れた。


「ステータス開示有りなのか…… いや、でも、これは…なるほどね…」

連投は今日(1/3)まで。

以降はゆるやかな不定期投稿となる予定です。


よろしければ、のんびりお付き合い下さいませ。

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