表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/101

第25話 再確認を……

「落ち着かれましたか?」


小さく首を傾げて問いかければ、2人も首を傾げた。


「…落ち着かれたようですね。心が荒むと見えなくなるものも多く有りますので」

「……僕は荒れているように見えたか?」

「荒れているというよりは、他の言葉が届かない……自身しか見えていない様に感じられました」

「ドレゴルド様は基本的に何事であれ、思い詰めると、それ以外が見えなくなりがちですから」

「……分かっておられるのでしたら、もう少し、お言葉を選ばれる方が宜しいのでは?」

「おかしかっただろうか?」

「おかしいというよりは足りない、でしょうか」

「足りない…?」

「説明や情報が不足すると勘違いが起きやすいのです」

「それは理解しますが、先の話でそれは起きますか?」

「……起きたから、そちらの方は取り乱したのでは?」


「………」

「………」


言葉なく、互いを見やる2人の姿に苦笑が浮かぶ。

ヴェールで隠れているから気付かれはしないだろうけれど。


「さて。随分と脱線しましたが。本筋に戻りましょうか。今なら、より良い道が見えるかもしれませんから」


穏やかな神父様の声に問いを投げる。


「……神父様は賛成ですか?」

「難しい質問ですね。ですが、私は貴方の答えを尊重致しますよ」


穏やかな笑みに気付かれないように小さく息をつく。


「……では。もう一度、確認をさせてください」


ドレゴルド様に向き直ると、何故か、ドレゴルド様が背筋を正した。


「……何故、姿勢を正すのですか」

「! いや、なんとなく、体が勝手に……」

「……そうですか。では、確認を」

「ああ。来い」

「……何故、そんなに構え… いえ、いいです。ここまでの会話も含め、望みはお変わりないのでしょうか?」

「変わらない。寧ろ、強くなっていると言える」

「…その関係性を公にする事も、でしょうか?」

「それは…… それは考えなくてはならない、と思う」

「私が王城へ参内する事をお考えですか?」

「来て欲しいとは思っている。研究棟の者も喜ぶだろうし… だが、難しいのだろうな……」

「私もそこに関しましては残念ですので。もし、可能であれば、お忍びの際に御同行を願いたいくらいです」

「は……?」

「勿論、ご本人方の意思の尊重が一番大切ですので。あくまで可能であれば、で御座いますれば…」

「え…… いや、それは彼等だって話を聞けば来たがるだろうが… って、そうじゃなくて!! 来ても良いのか!?」

「御付きの方が了承してくださるのなら、良いのでは?」

「アンディの了承?」

「お忍びで出掛けられる事が止められていないのは、御付きの方の実力と、行く先が定まっていないが故ではないかと」

「どういう事だ?」

「確実に護る実力があるのであれば、行き先が固定していない方が安全なのではないかと」

「……そうなのか?」


ドレゴルド様が、アンディゴード様に問いかけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ