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第12話 再度の訪問は……

私が、私の行動で、私だけでなく、周囲の行動すらも変えていけるというのなら。

私は喜んで行動を起こそう。

どれ程、蕀の道程であろうとも。

思い出した記憶とヒロインの性能を駆使して辿り着いてみせよう。私が思い描く、未来へ。


その為にも。

まずは彼等への対応を決めなくては。


私の基本情報はゲームのヒロインそのままだ。

他の登場人物達も基本情報はゲームのままであるとすれば。


第3王子は知的好奇心が強く、研究を好む探求者だ。

ゲームスタート時には研究塔の長に就任していた。

今はまだ6歳。研究や探求には程遠いのだろうが、好奇心の強さは既にあるのだろう。


私に興味を持った事が良い証拠だ。


先程は興味を持たれたことに失敗した、と思ったが。


強制力が絶対ではなく、繋がりを持ち、誘導することすら出来るとすれば…



第3王子の訪問は鴨ネギだ。



本来なら神父様にお願いするつもりだった、書庫の増冊。

それが無理なら、品揃えが違う他の教会書庫への入室許可。

及び、鉱石の取扱所への見学等の申請。


どれもこれも、教会に引き籠っていた少女が望むには唐突過ぎる…不自然過ぎる願いだが。


鑑定スキルを底上げするのに必須なのだ。


だが、第3王子なら、こちらの現状に詳しくない。

ましてや、王族。

王室書庫や貯蔵庫にありとあらゆる本や鉱物があるだろう。

そちらへの訪問が叶わなかったとしても借り受ける事は可能かもしれない。

それすら叶わなくとも、首都の図書館への便宜くらいはしてもらえるかもしれない。


可能性に過ぎないが、可能性が増えることが肝要なのだ。

話の内容や進め方次第で選び取れる先が増えるのだから。


そう…… 今は鑑定スキル最優先で考えていたが、彼を味方に出来れば、同時進行で幾つかの事柄を進める事も可能なのだ。


慎重に、けれど大胆に。を合言葉に手堅く、手広く進めていこう。


このチャンスを逃してはならない。


今はゲームスタート時の10年前。

既に攻略対象者達にはそれぞれの苦悩と苦難が降り注いだ後なのだから……

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