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会社の苦手な人のお話、晩御飯は麻婆豆腐よ

作者: ユコマ


私の工場で働いている。製造業で作業着を着て油まみれになり騒音の中働いている。そんな工場で働いている私だが、工場の同僚で嫌いな先輩がいる。と言うかもう先輩とも人とも思っていない。

私は積極的に話しに行ったり陽キャの人のノリがとても苦手です。陰キャと言うやつです。仲の良い同期とはワイワイできるのだけれど。

その人は2年上の先輩でとても背が高い。同じグループや他のグループの人達からも仕事に関して信頼は高いらしい。らしいというのは私は途中から前のグループから移動してきたからである。

一応前もって私の嫌い、苦手な人のタイプを紹介しておきたいと思う。人によって極端に態度を変える人、話をきちんと聞かない人、陽キャのノリで煽ってくる人である。陽キャのノリで何ともなく返せる人なら良いのだろうが、私はそんな返しができない、と言うか深く考えすぎてしまったりそういう人からの言葉を軽く考えることが出来ないから。

この条件に見事に全部当てはまるのがこいつである。

例えば、上司からの指示でこれとこれとこれ。と

3つ仕事を頼まれる。その作業の中で、その嫌いな人どの作業もあるのだが、私はマルチタスクが苦手で一つずつ行わないと処理できないのだ。

そんな中別の作業をしている中「全然手伝いに来ないやん」と真顔で言ってくる先輩。

私は「はぁ?」と思いつつ無言のままそいつを睨んだ。言い返せれば一番いいのだけれど、争うのは苦手なので、出来なかった。手が出そうだったし。ぐっと怒りを抑え作業に戻る。戻る最中そいつが別の人と話しているのを見ると私以外の後輩や先輩に対しては敬語、ニコニコとした笑顔、冗談半分で話しているのが見えた。私のときとはまるで態度が違う。イラッとした。私の脳内は緊急会議である。「議題コイツは人間なのか?」怒りや悲しみモヤモヤした感情など入り混じって議論が進む。結論「コイツは人間ではない。頭が悪い小僧なのだ。人の嫌がることしかしないのであろう、イジメっ子タイプである。」と。

私はよく、優しい人、穏やか、怒らない人とよく言われる。個人的にもその通りなのだが、ある日動画サイトでこんな動画を見た。「怒らない人、優しい人の特徴」という動画だ。それによるとまず、他人にそもそも期待していない。とか人に興味がないとかって言っていた。心外である。

人には興味あるし悪いところではなく、いいところを探して人と関わろうと言うのが私のいいところなのである。しかしそいつに関しては一つもないのである。もう人としてみてもいないしもう関わりたくないとも思っている。その面だけ見るとその動画もすこーしだけ納得できる。

自分の中で言い聞かせた。「ダメよああ言うのだけは聞いてるふりしてこっちが大人になるのよあれはガキよ」と。そんな怒りも夜までの辛抱よ。

今日の晩御飯は、麻婆豆腐!私は会社の寮に住んでいるのだが、量のご飯が、とても美味しいのだ。頑張れ私!

家についてご飯の時間になった。私は早速お盆を手に取りをおかずの麻婆豆腐を貰う。貰う最中「大盛りで!」と声のトーンを上げて頼んだ。ご飯、汁物を器によそう。ご飯は日本昔ばなし感たっぷりの山盛りである。熱々の麻婆豆腐をハフハフしながらご飯を続けて口の中にいれる。お口の中は豆腐とひき肉、美味しさと辛さのカーニバルである。今日の怒りなど美味しさですぐどこかへ飛んでしまった。軽い奴め。

前に一度麻婆豆腐が美味しくて吐くまで食べるぞ!と冗談で麻婆豆腐食べた。こんな入るんだと自分で驚く位食べた。そして本当に吐いてしまった。まさかほんとに吐くとは思わなかった。その夜私は動けずそのままベットに入り深い眠りついた。

まぁ心はニコニコでテンションも上がっているので良しとしよう。

まぁ明日もゆるーり頑張るとしましょうか。

美味しいものは世界を救うよ!キラーン(ドヤ顔)


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― 新着の感想 ―
[一言] 面白い物語ですねw ちなみに僕は日本語自習していて、外国人です。
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