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ラバンの密偵

長らくお待たせ致し申した。ごめんね⭐︎

成り行きでウンディーネが仲間となった。

………なんか女性増えてね?まあ、ウンディーネはあんな(なり)してるが、妖精は元々中性だ。性別は無いから、女では無い。だが、精霊たちはこれまで人間と共存してきた。召喚がその典型的な例だ。そして長い年月を経て自分たちも性別を持ちたいと思うようになったという。妖精は自分に合った性別に近い体を作ることで、より人間との深い交流を果たしてきたそうだ。


「それじゃあこれから宜しく頼む、ウンディーネ」


《うん、よろしくセツガ》


そう言って握手を交わす(といってもウンディーネは小指ほどの大きさになっていたので厳密には握手ではなかったが)。

 

その後、この後の方針を確認するため幹部でひとつの天幕に集まる。メンバーは

・総隊長兼1番隊隊長、セツガ

・2番隊隊長、ロイ

・3番隊隊長、リン

・氷の大精霊、ウンディーネ

 である。


「――セツガ様」


「ラバン王国の隊員からです」


渡してきたのは第三番隊の隊員だった。

中身を確認すると、あのラバン王国第二王女一行の山岳地帯を通過した理由が書かれていた。


まとめると

 ・西の隣国コルザ王国からの帰還中

 ・山岳地帯を通ったのは、元々魔物は少なく、コルザ王国側が「これまでは魔物がおり少々危険だったが、最近軍を増強し、掃討作戦を実施し、安全となった。また、短期間で帰国が可能である」

  と、提案したから。


「増強、ね……」


西の王国・コルザ王国は、ラバン王国と比較的良好な関係を保っており、その国土はラバン王国の3分の2ほどである。軍事力はこの大陸、《トスリーク大陸》の国の中では中程度であり、ラバン王国と同程度。


そこでリンがもっともな疑問を挙げる。この幹部内では、わざわざ発言許可をとる必要は無いとセツガが決めているため、不敬にはならない。


「ですが、こんな見え透いた策をコルザ王国がするでしょうか?それに、良好な関係を壊してまで第二王女を暗殺しようとした理由は…」


ラバン王国とコルザ王国はこれまでなぜ良好な関係を結んでいたのかは北に理由がある。北の大国、『シル帝国』だ。トスリーク大陸の3分の1を統治しており、軍事力も大。今は落ち着いているが、数十年前までは侵略戦争を繰り返していたらしい。


しかしそんな疑問も密偵からの手紙の続きを読んでみると、直ぐに謎が解けた。


「……どうやらコルザ王国は南西のレスリントン連邦国と手を組んだようだ」


レスリントン連邦国とは、3つの国が集まってできた国である。国家元首は3つの国の王が5年ごとに交代して治めているらしい。


「連邦国の現元首はコル小国のバングルイという人物で、国内外でも野心家で有名だ。そして彼の者が元首に就任したのは今年から。まあ、代替わりしたら…っていうのはよくある話なのだが」


そこでセツガの空気が変わる。それを感じ取った他の3人は息を飲む。


「問題はバングルイが代替わりしたのは前元首の任期を2年短縮させたものだったということだ。しかも、前元首国…ラステ小国は3年しか就任していない。同じ小国内での元首変更はこれまでもあったらしいが、国の元首利権もともに短縮されたのは初めてだ」


『!!』


それはつまり――新たな火種の予兆を示すものであった。


ロイが硬い表情を浮かべながら言葉を零す。

 

「ということは、少なくともラステ小国は黙っていないでしょうね。もしかしたら先に内戦が起こるやも…」


「まあ、そう考えるのが自然だよな。しかし、その可能性はない」


しかしセツガはその考えを即否定した。その言葉に皆が頭の上に疑問符を浮かべる。


「なぜならそのラステ小国の前元首…コウドン殿をここにお連れしたからな。どうぞ、コウドン殿」


「失礼する」


『は!?』


そう言い放つとセツガは天幕の後ろから壮年で無精髭を生やしたコウドンを招き入れた。いかにも武人といった風貌で、身長も190はゆうに超えているだろう。


「……セツガ様。これは一体どういうことですか」


ロイは少し頭を抱えながら問う。


「まあ、それは後々説明する。今はコウドン殿の話を聞いてくれ」


 セツガはがゴウドンに目配せすると、ゴウドンは頷き、辺りを見回す。


「先程セツガ殿が紹介してくれたように、私の名はゴウドンという。突然の訪問、お詫びする」


そう言って一息入れた後、ゴウドンはここに来るまでの経緯を話し始めた。


「まず私がここにきた経緯だが…簡単に言うと、ラステ以外の2ヵ国が手を結び国の拡大を目論んでいた。

 まあ、それだけなら目論みだけで終わった。何故なら我がラステの兵は3国の中で最も精強だからな。しかし、そこで今回のコルザ王国が絡んでくる」


 ここからが本題だと、その場にいる者たちの緊張が高まる。


「公表されていないが、コルザ王国では今、王が幽閉されている」


『!?』


それは天幕にいた者たちを驚愕させるには、十分すぎるほどの内容であった。

レイ「何故第二王女狙われたんすかね。いや、実はめちゃ簡単な理由なんすよn」


セツ「ネタバレすんなサボり厨作者!」


レイ「ドゥワアアァァ!!」


===ヽ(セ`Д´)ノ =。゜ヽ(゜レ`Д´゜)ノ゜。

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