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氷の大精霊

めっちゃサボってました!すんませんね!いやー、ホントに忘れt(っ・д・)≡⊃)3゜)∵

「無理です」


「早っ!」


セツガが即答したことが予想外だったのか、ユシャは思わずと言った感じで声をあげた。


「ど、どうしてでしょうか…?」


(なんて言えば納得するかなぁ)


『考えてなかったのですか!?』


心を読んだのか、フルハ様が驚きと呆れを混ぜたような声音で問いかけてきた。


(いや、弟子を持つ気なんてさらっさら無いし、その時間がまずあまり無いというか……はい、面倒だからです)


セツガがハッキリと本音を(フルハに)言う。


『「そういうところですよ」』


「え」


なんと、フルハ様とリンの声が重なったのだ。


(え、フルハ様、もしかして他の人にも聞こえるように言ってます?)


『そんな訳ないでしょう、全く』


確認しただけなのになんかすごく呆れた感じで返された。

解せぬ。


「リン、それはどういう意味だ?」


「そのままの意味です。今何も考えてなかったでしょう。10年も共にいれば分かりますよ」


「じ、10年も一緒に暮らしてたんですか!?男女が!?ひとつ屋根の下で!?」


何故か食い気味で問い詰めてくるユシャに、俺もリンも思わず気圧される。


何か言い方に含みがあるが、10年間共に鍛錬を乗り越えた仲間であることには変わりない。


「まあ、そうなりますね」


すると何故か世界が終わったような顔をするユシャ。

いや、勇者がそんな顔しちゃだめだろ。


「事実です。まあ、私以外にも団員みんな共に苦楽を共にしましたが」


リンがそう釈明すると、ユシャは明らかに安堵したようにホッと息をついていた。それを見られていたのに気づいたのか、慌てて取り直す。


「だ、脱線してしてしまいしたが、何故弟子入りは許可頂けないのでしょうか…?もちろん団の炊事洗濯含め雑用全般しますよ!!」


セツガはふぅ、と息をつく。


「いえ、そういうことではないのです。まず先程副官が申し上げた通り、我々はやく10年間共に鍛錬を行ってきました。つまり、我が団をこれ以上団員を増やそうとすると連携面、信頼面、練度のどれに置いても更なる時間が掛かり、デメリットの方が大きいのです。ですので弟子含め、これ以上団員を増やすつもりはありません」


まあ、創造魔法の扱いが上手くなったら生み出したりはする(・・・・・・・・・)けどね。


「で、ですが…!!」


それでもなお食い下がろうとするユシャ。


(フルハ様)


『………仕方ないですね』


瞬間、銀色の霧が起こる。


「これは一体っ!?クッ…………………」


ユシャは突然現れた霧に臨戦態勢をとるが、創造神の霧には勝てるはずもない。数秒後には意識を失い、倒れかけたところをセツガが支える。


そして近くの教会の前に座らせておいた。

フルハ様の話によると、ここは大神殿から馬で半日ほどの距離だそうだ。すぐ迎えが来るだろう。


「っと、そうだ。一応安否が判るようにしとこう」


セツガはそういうと、水色のオーラを纏った大精霊(・・・)を召喚した。


「あれ?」


するとロイが頭を抱えてやれやれと呟いた。その後姿が現れてくるのを見つめながら説明してくれる。


「この精霊は氷の大精霊、ウンディーネです」


《あ、ひっさしぶりに召喚されたな。君が私を召喚した人?》


薄紫色のローブを身に纏った美少女だった。小さく、手のひらサイズだったが。


「あ、うん。この寝てるユシャが危険な目に遭ったら助けて欲しくてさ」


サラマンダーみたいな圧を感じないからか、フランクに接していた。しかしーー


「………なんだって………?」


次の瞬間ウンディーネからのプレッシャーが降りかかった。フランクに接したのが悪かったか。


俺が今すぐ謝ろうとした時、


「君の側にいちゃダメなの!?」


「…………は?」


あまりの展開に、呆気に取られてしまった。

そんなこともつゆ知らず、ウンディーネは不満を露わにする。


《だってだって!久しぶりに召喚されて、なおかつひっっっさしぶりにすごく強くてイケメンでタイプな人に会ったのに!!召喚してはい、さよなら?なんでよ!乙女心を弄んで!》


………なんだかすごい悪い男みたいに言われている。

っておい!!リン、何故うんうんと頷いている!?


「いえ、最後が全くもって同感だったのでつい」


「裏切り者!!って、最後って悪いとこだけじゃねえか!」


「事実ですので」


くっ、リンめっ……!これでもくらえ!!


「っ!?ちょ、やめ、くっ、あはははは!!」


そう、普段クールなリンはなんと首が弱いのだ!

これは最近気づいた唯一の対抗手段だ。


《あ、まてよ……そうだ!》


リンに報復していると、ウンディーネが何かを思い出したように手を叩いた。


《主様、ならこの子に私の分身を置いておくってのはどうかしら?》


その口調は疑問系でありながら、有無を言わせない迫力があった。


「……うん、もうそれでいいよ」


こうして、氷の大精霊・ウンディーネが新たに仲間になった。


………何か納得いかない。

受験期で投稿が不定期になりますが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

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