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ムル工房の弟子

ムル達は

ムル工房と看板のかけられた家に入り

「おはよう、皆」

3人の男女がそれぞれ作業をしていた

「あっ師匠、相談したいことが」

金髪の猫耳の女性が赤の布を持ちながら近づき

「どうしたんだい?ミア」

ミアさんはムルさんの染色に惚れ込んで弟子入りした女性

「この布の染色が上手くいかないんです」

ムルはミアから布を受け取り

「どれどれ、ミア、染色するときに湯を使ったかい?」

「いえ、普通に水でしてました」

「それじゃあ駄目だよ、この布はね、湯でじゃないと綺麗に染まらないんだよ」

「そうだったんですか、わかりました」

ミアは布を受け取り、作業場へと戻った

「ムルさん、私も良いですか?」

ミアと入れ替わりで緑髪の小柄な女性が歩いてきた

「今度はシャリかい、どうしたんだい?」

シャリさんはムルさんの友達の娘さんで勉強の為に通っている

「染色の配合がちょっと上手くいかなくて」

「どんな風に上手くいかないんだい?」

「片方の色が濃く出るんです」

「どれ見してごらん」

「はい」

シャリは自分の作業場へと案内した

「これなんですけど」

シャリは調合した染料をムルに見せた

「ちなみに何を調合したんだい?」

「フィア草とメムルの葉です」

「なるほどね、それは上手くいかないはずだよ」

「どうしてですか?ムルさん」

「フィア草にはメムルの葉の色を薄める成分が入っているから」

「なるほど」

「メムルの葉を使いたいなら同じ色のカシャの実を使うといいよ」

「わかりました、早速やってみます」

シャリは調合をし始めた

「あぁ頑張りな」

ムルが最後の弟子を見るとこちらをジーと見ていた

ムルは溜め息をつきながら近付いた

「どうしたんだい?ザラ」

ザラさんはムルさんが行き倒れたところを保護された黒髪の寡黙な男性で

それからずっとムルさんの所で住み込みで働いている

ザラは無言で一枚の紙を差し出した

ムルは受け取り、読んだ

「注文書だね、わかったよ、ありがとう」

ザラはコクりと頷き、作業に戻った

「ムルさんはやっぱり凄いですね」

「まぁ一応、工房主だからね」

ムルは恥ずかしそうに笑った

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