表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
次元と絆  作者: monmon
4/6

1章3節服選び

 今日は、初めてリンとショッピングモールに行く。そして、俺にとっては初めての女子の買い物でもある。リンと、俺の世界でどっか行くということも、今回で初めて。

「イチカイチカ!見て!空に何か飛んでるよ!」

 この世界の物を見るたびに、リンが興奮して俺に話しかけてくる。

「そうだな、あれは飛行機って言うんだ。」

「やっぱり、この世界の物はいろいろ面白くて、とても楽しい気分になるよ!」

 そんなことを言っている間に、俺たちはショッピングモールに着いた。

「ここが、しょっぴんぐもーる?なんだかとてもでかいね!」

「そうだなぁ、俺が小っちゃかったころよりも、だいぶでかくなってるなぁ。」

 俺は、何年かぶりに来る目の前のショッピングモールを見て、少し驚いてしまった。懐かしい。まだ家族のみんなと一緒に訪れていた頃を思い出す。姉さんや弟と一緒にゲーセンで遊んでたっけ。そんなことを思いながら、リンと一緒にショッピングモールの中に入る。

 中にはたくさんの人がいた。学校の友達同士のところやカップル、家族が多かった。

「イチカ、なんか人多くない?」

もし、俺がリンと一緒にいなかったら、たぶん今頃帰宅していただろう。

「リン、できるだけ手短に済まそうと思ってるんだけど、それでもいいか?」

リンにそう聞くと、リンは何も言わず、首を傾げた。俺たちはそのまま、ショッピングモールの中の服屋を探した。

「リン、君の世界では、どうやって服とか買ってたんだ?」

「そうだなぁ...」

リンは少し思い出して、

「私の世界では、近所に何でも売っていた店があって、そこで、適当にワンピースとかを買ってたなぁ。」

「そうか、じゃあ、そのほかの物見てみるか?」

そうリンに言うと、

「ホントに?だったら、あの服とか来てみたいかも!」

リンが指さしたのは、黒一色の、無地のパーカーであった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ