表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Wanderer’s Steel Heart  作者: 蒼波
アリーシャ・リュミエール篇
2/16

砂塵航路


風は砂塵を舞いあげて、灼熱の太陽は分け隔てなく、アタシら、────旅団(キャラバン)放浪者(ワンダラー)達の家とも呼べる稼動拠点(オペレーションベース)の装甲板を熱する。


アタシらは旅団(キャラバン)


生まれも歳も、目の色、肌の色、髪の色も違っちゃいるけど、アタシらの絆は血よりも堅い。


心臓は鋼鉄。

破れることも、敗れることも無い。


アタシのキャラバンは、根無し草(ノーマッド)の集まりみたいなもんで、いっつもガヤガヤ騒がしいけど、親父代わりの旅団長の爺さん、母ちゃん代わりの副団長の婆さん、兄貴代わりの屈強な男ども。


────そして、何より、滅茶苦茶に可愛らしい弟分と妹分みたいなチビっ子達。


いつも賑やかさ………誰も《欠ける》事が無けりゃね。


そう、アタシらは「旅団(かぞく)」さ。

戦いの日々の中で、生き死にを共にしてきた。


何度も戦いの中で失ってきた。家族を。

何度も涙は零れた。


アタシは、その度に「強くなるんだ」って、「旅団(かぞく)を護り抜く」って誓った。


「アリーシャ!アリーシャは居るか?」


────おっと、親父の声だね。さぁ、仕事の始まりかね?


「はーい!オヤジ、すぐ行くよ〜!」


薄く焼けた小麦色の肌に深緑の瞳をもつ、20歳半ば程の女性は、笑いながら瞳の奥に潜む過酷な過去など想起させぬ程、優しくも明るく、老いた旅団長の呼びかけに応えた。

またまた短めですみません。m(__)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ