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日本国モフモフ難民500人  作者: ぺり
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6.シンジ君がんばる

 5年ぶりの街の喧騒に目眩が治りません、でも『生きていてよかった、絶対あのモフモフの皆んなの手助けをするんだ!』と心に誓ったシンジ君でした。


 ふーふー言いながらもJR信◯駅に着き、ここからは私鉄に乗り換えて◯鹿村には、バスと徒歩の行程があります。


 その前にシンジ君は駅前のデパートに寄り、登山用品コーナーで大きなリュックを購入して、地下の食品売り場で運べるだけの食料を調達したのです。


 私鉄に乗り込みホッとして周りを見渡したら、沢山の荷物を持った僕とよく似た雰囲気の人たちでいっぱいでした。


「あなたもボランティアに◯鹿村に行くんですか?」声をかけてくれた人がいました。他人と話すのは5年ぶりでしたので、うまく言葉が出てきません。はいと相槌をうつしかありませんでした。


 周りでは獣人達の話題でそれぞれ自分の考えを述べたり、猫がいいだのやっぱりうさ耳だよーと、ワイワイがやがやと騒々しい状態でした。


 獣人のことを知らない人たちは好奇心にかられて、ボランティラ希望の人たちに聞いています。◯鹿村でそんな事が起きているんだと驚いて、スマホに検索をかけています。


 バスから降りた十数人のボランティア希望の男女は大きな荷物を背負い、皆んなふーふー言いながら、◯鹿村の山を目標に歩いて向かうのでした。


 途中の空き地に何台かの他府県ナンバーの車が駐車していて、色とりどりのテントが立ち並んでいます。


 シンジ君は途中仲のよくなった大学生のアケミさんと、おしゃべりしながらやはりふーふー言っています。女の子とこんなに喋った事なんて人生初めての経験でした。やっと◯鹿村の入り口につきました。


 小さな机におじさんと犬!・・・・・犬顔の人のような人?・・・にこにこ笑って座っているのです。



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