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俺の求める魔女は此処にいる  作者: オリセイ
1/3

この世界は殺人に満ちている

俺は雲が赤く染まった空を見上げながら目を覚ました…


どこからか呻き声がする。


…あれ俺は何をしてたんだっけ?


俺はぼーっとする頭で考えながら体を起こし周りを見渡す


その光景はまさに地獄だった


そこには赤く濡れた地面…黒いローブを来て倒れている人々…赤く染まった俺の服と手…これは俺がやったことだと理解した。そして、それと同時にだんだんと記憶が蘇ってきた。

 


「あぁ…思い出した…」俺はボソッとつぶやいた


俺は王直属の懐刀の一つで帝国最強と言われる〈宮廷魔導騎士団暗部〉の任務で悪魔女狩り〈イヴォルクウィチィーハント〉をしてたんだった。


そして呻き声をあげている男のそばへと行って俺はその男を汚物を見るような目で見下した


そして俺は耳を疑う言葉をきいたそれは命乞いの言葉だった

お願いだ命だけは見逃してくれとその男は怯えた声で俺に向かって言ってきた


俺はその言葉にこう返した

それが悪魔女教がいうことか…


悪魔女教は死の恐怖がないと聞いてたのにな…

といいながら悪魔女教の男の目の前に剣を向け俺は冷視した目で


「悪魔女には無慈悲を」


冷徹な表情で俺はその男の首に剣を突き立てた


〈次に生を承けるときは良き魔道を突き進み神のご加護があらんことを…〉俺は左手の人差し指をおでこのところで下におろし親指を横にスライドさせ十字を作って俺は祈りを捧げた


…さてと、本部に戻るか、


そして俺は血生臭い道を歩きながら次の任務のことを考えていた

確か次の任務は帝国魔道学院への潜入任務だっけそして俺は帝国魔道学院ⅡーVに転入が決まった…


只今戻りました隊長~

おう、お疲れフィ…じゃなかったアルゴと藍色の長い髪を横に少し揺らしながら間違いを訂正した


「もう隊長そろそろ慣れてください」と俺はあきれたような口調で言った


「すまんな」といいながら少し笑みを浮かべてこちらに話を続けた


「フィクシスって俺がつけた名が忘れられなくてな」


「そうですね…」俺は思い出すように言った


これは俺の過去である


俺の家は魔術功績上がりの貴族で階級は侯爵上から二番目の高い位にいたそしてそのことをよく思っていない他の貴族が悪魔女教を雇い襲わせたそして事件は起きたこの事件で家族を皆殺しにされたそしてそこにきたのが俺の隊長の獅子座のレオ=ノートに助けられて俺だけが生き残ったそして俺はもう二度と同じような人がいなくなるためにために宮廷魔導騎士団暗部へ入ろうと思ったそのために俺はレオに弟子入りした俺には魔術の才能があるらしく殆どの魔術をスペルを教えてもらっただけで出来たこれは凄いことらしいそして俺はを普通は十五歳一人一つの固有魔術が発生するらしいが俺は3つの固有魔術を持ってるといわれた〈魔術解放〉〈複合詠唱〉〈魔術共有〉だそう………


……い


…おい


おい!


はい!!何ですか!?


「大丈夫か?」


「あ…大丈夫です」


「で…俺は何で今日呼ばれたんですか?今日俺帝国魔道学院の転入日だったんですけど?」


「あぁそうだった」


「昨日、本部からある情報が入った」


「それは…カリーナ、ヴェラ、プッピス、3名が悪魔女教へ加入したと情報が入った…」と隊長が俺に言ってきた


まさか…嘘だろ…何であいつらが…俺が動揺しているのにも関わらず話続けた


「そしてもう一つ情報が送られてきたそれは帝国魔道学院をその3名が近日中に襲うという情報があったお前にはそれを阻止してほしい。アルゴ…頼めるか?」


真剣な表情で言ってきた隊長はこれが本当のことなんだと物語っていた


「……はい!わかりました隊長!」


頬が少し緩み俺を送り出した


「よし、頼むぞアルゴ」


「それでは失礼します」


そして俺は覚悟を決め部屋を出てすぐに帝国魔道学院へと向かった


俺はⅡーVの扉の前に立っていたというか待たされていた

まだかまだかと俺はそわそわしながら女担任の言葉を待っていた

よーし入ってと突然扉が開き手招きをしている


俺は「はい」と言って教室へと入った


じゃあさっきも言ったとおりこいつが転入生だ仲良くしてやれよわかったな~と先生はクラスの奴を見回しながら言った


「それじゃ自己紹介をしてくれ」


「俺はわかりました」といい自己紹介を始めた


「僕はアルゴ=ノートと申します固有魔術は、魔術解放と複合詠唱と魔術共有です以後お見知りおきを…」


自己紹介が終わった瞬間クラスがざわめき出した


固有魔術を3つ持っている奴なんて前代未聞だからなこれは予測が出来た


だがこれは予想外だった左手の手袋を投げつけられたのだこれが表すのは決闘だ


どうやら決闘を申し込んできたのはこの学園の首席のアリス=ソフィアディングス女子らしい


銀髪に蒼い瞳が真っ直ぐこちらを見ていた


こらこら何やってんの仲良くって言ったろまぁ面白そうだから止めないけど


止めねぇのかよ俺は心の中で叫んだ

これが誉れ高き帝国魔道学院の講師かよ

であなたはこの決闘を受けるのですか逃げ出すのですかどうしますか?


あ…やばい久々にイラッときた


「よし…わかった受けよう、その決闘で時間と場所は?」


「場所は闘技場、時間は昼休みの1時でどうですか?」


「わかったそれでいい」


そして何事もなかったように授業が始まった…


昼休みになり俺は闘技場へと向かった


だが俺はアリス親衛隊に襲われ俺は服がボロボロになりながら闘技場へと着いた


闘技場は満員だった


アリスは遅れたことを言ってきたがアリス親衛隊というのに襲われたて全員倒してきたと話したら黙りこくってしまった何故だろう?


「で…ルールはどうするすべての魔術使用可でいいか?」


「えぇ問題ないわ…」とアリスが言った


「お前が勝ったら何を求める?」


それは3種の固有魔術をⅡーVのみんなに見せることです


固有魔術は人に詳細を教えてはならないという暗黙のルールがあるそれを持ちかけてくるってこと相当の位がないと出来ないことだもしかして…

俺の心の声をさえぎるように話掛けてきた


「ではあなたが勝った場合は何を求めますの?」


(学校案内)付き合ってくれ


「………はぁ?本気で言ってるのですか?」


「あぁそれが何か問題でも?」と言った


「なぁ、そろそろ始めようぜ観客達もお待ちかねのことだし」

「えぇ、そうねそれじゃあ、はじめましょう」


「では審判は先生がやるよそれでいい?」


俺とアリスは納得したように頷いた


「では勝負は1本、では始め」


その言葉とともに決闘が始まった


〈業火のの獅子よ・強欲とともに・吠え狂え〉喰らいなさい


喰らうかよ〈水精の守護よ・巡れ巡れ・我が身に纏え〉


〈ウォーターウォール〉と〈ウエポンチャート〉の複合詠唱は厄介ね

じゃあこれはどうかしら


〈我は始原の祖を知るもの・円環や理をなして帰還せよ・象徴となりし縁を乖離せよ・6精の元にその名を示せ・我が名はアリスその名の元に此処に殲滅せよ〉


【インフェルノ・ゼノ】


おいおいまじかよ個人で誇る最強魔法かよしょうがねえ

〈我は始原の祖を知るもの円環や理をなして帰還せよ象徴となりし縁を乖離せよ我が名はアルゴーーイテッ〉


ゴッ俺は殴られ魔法が中断された後ろをふりかえるとそこには怒りに満ちたレオだった


だが少し慌てていたまあそうだろう最強魔法のインフェルノ・ゼノがきているのだから


なぁアルゴこれ相殺出来るか?と俺に聞いてきた


出来るかじゃねぇだろやるしかねぇだろ

フッ上出来だ

よし…やれ…とレオは言った


オッケーやってやるよ俺は右手の親指の皮膚をかみちぎりスペルを詠唱した


〈我が血を糧とし・終えよ均衡・零に帰還し・霧消せよ〉


【ディスペル・ブレイク】


といいながら右手を前に出した

そして次の瞬間インフェルノ・ゼノは消滅した

そして歓声があがったと同時にバサッと倒れる音がした見るとアリスが倒れていた


俺はすぐに駆け寄り状態を見た魔法生命欠乏症になっていた


【マナ・エンチャント】

をやるしかないな


出来る奴いるか?と俺は聞くが

ざわめくだけで誰も出てこないというか出来ないのだろう

なんせ禁忌とされていることをする魔法だ誰か好き好んでやるだろう


しょうがねぇレオやって貰えるか?


すまん俺は出来ん回復系統の魔法とは相性が悪いんでな


だからお前がやってくれ責任は宮廷魔法騎士団暗部総隊長レオの名そしてお前の父親として責任を受けよう


そうか…わかったよじゃあやってやるか


〈素養せし魔生を・円環の理にて・天使の安らぎを〉

【マナ・エンチャント】


闘技場の壁いっぱいに魔方陣が広がっていく


そして魔方陣は一気に収縮し天に白い一本の光が立ち上った…

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