え?なに?
俺、安森蒼太は大学三年の非リアだ。
いわるゆDT(童貞)というやつだ。え?自分で言ってて悲しくないのかって?
悲しいに決まってんだろ彼女が出来たこともほとんどないのにその上数少ない彼女とも何もできずにおわったんだとまぁそんなことはどうでもいい。
こうなったらバイトの金貯めてデリヘルでも頼もうかとすら思っていた今日この頃、俺の日常は良い方にか悪い方にかはわからんが大きく変化した。
今日もいつも通り大学で面倒な講義を受け終えて帰ろうとしていると、
「おお、蒼太!飯でも食いに行かねえか?」
友達である藤原洋二が話しかけてきた。
「そうだなぁ…今日はバイトもないし…いいよ、どこいく?」
「じゃあ、あの定食屋でも行くか?」
「あそこか!あそこの飯うまいもんな!」
「よっしゃ決まりだな!」
そんなこんなで飯を食いに行った。
定食を食べた帰り、俺はまっすぐに家に向かっていた。
その日の帰り道は都会の割には少し閑散としていて、物寂しかった。
そしてアパートの敷地内に足を踏み入れようとすると、目の前に俺と同じくらいの歳のとても可愛い女の子が立ちすくんでいた。
「えっと…あの…どうしたの?」
俺は勇気をふりしぼって女の子に話しかけた。
「………………」
女の子はゆっくりとこっちを振り向くと、微笑んだ。
「とりあえず…俺の家に上がる?」
我ながら何を言ってるんだろう。
しかしながら彼女は無言でうなづいて、俺についてきた。
女の子を部屋に上げて、小さなスペースに俺と座るとなにかしらおかしい空気が漂った気がした。
「あの…その」
「御主人様!」
俺の言葉を遮って出てきた言葉は突拍子の無さすぎて理解に時間を要した。
「…なにが?」
「御主人様…です」
「…だれが?」
「貴方ですよ…?」
「誰の?」
「私のです!」
なるほどな。つまり俺はすこーしばかり寝ぼけているようだ。
「ちょっと手を握ってみて」
「はい!」
この感触は…まちがいない。現実だ。
「じゃあ…君は俺からすると…何にあたるの?俺は主人で、きみは?」
彼女は急に顔を赤らめてすこしもごもごしだした。
「えっと…ですね、その…なんといいますか…メイド…みたいなものです…」
「へぇ~、そうなのか」
「ただのメイドではなく…なんでも言うことを聞く…というものです…」
「なるほどなぁ……うん?何でも?」
「は、はい!何でも…です…」
この瞬間エロいことを考えたのは言うまでもない。
「だ、男性がそういう…ことを命令するのも…想定済み…ですから…ほんとに…良いんですよ…?」
上目遣いで目をうるうるさせがら言われてしまった。
これはもう俺の股間がトラ○ザムいえなんでもないです。
「何で君は…俺なんかに…?」
「あなたのことが…気になるからです…」
すこしドキッとした。しょうがないよね、男の子だもん。
「だから…そういうことは…せめてもう少しお互いのことを理解してからだと…嬉しい…です…」
「あ、あぁ…そうだね…これからうちで暮らすの?」
「そう…なりますね…ふつつかものですが、よろしくお願いします!」
こうして美少女との同居生活が始まった
すこしエロいのを考えてまーす