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妹よ、それをやっていいのは特撮だけだ。

「毎月300字小説企画」様、8月のお題「鳥」で書かせていただきました。

 空白、改行、ルビを除く300字。

 注意書き:1月から続いている地球人兄とUMA妹の話です。単話でも読めるつもりです。それとなく前話『夏の旅行は海で決まりました』の続きだったりもします。


 俺は今、海の家でひたすら焼き鳥を焼いている。

 一緒に付いてきたUMA(未確認宇宙生物女子)な妹は、しかし事情を全く知らない一般人の群れの中に放つわけにもいかないので厨房の隅でコーラを飲んでいる。

 暇でかわいそうだが店に出すわけにはいかない。

 かと言って焼き鳥を焼かせるわけにもいかない。

 『UMAが注文を取ります!』『UMAが焼きました!』とやれば集客にはなるだろうけれども悪意のある奴も寄って来るわけで、それは避けたい。

 なに客足は順調。妹で釣る必要もない。と思った矢先。


「手伝ウ」


 退屈と興味が振り切れたのだろう。妹が(のぞ)き込んで来た。


「お前には無理だよ」

「デキル。高熱出スノ得意」


 キラッと妹の目が光る。鋭い光線が焼き鳥めがけて──

 



 

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