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大空は仰げない

「毎月300字小説企画」様、7月のお題「朝」で書かせていただきました。

 空白、改行、ルビを除く300字。

 注意書き:1月から続いている地球人兄とUMA妹の話です。単話でも読めるつもりです。

 UMA(未確認宇宙女子)の妹が来て数ヵ月。

 懸念に反して妹の周囲は平穏だ。

 が、俺に妹を紹介しろと言ってくる(やから)が完全に(つい)えたことからも、連中が妹をどう見ているかは想像に(かた)くない。


 まぁ昔からキャトルされただのICチップを入れられただのといった不思議体験をTVで見ている地球人としてはあの手の容姿を敬遠するのも無理はない。

 下手に興味を抱かれるよりいいじゃないか。このまま何ごともなく夏休み突入で、最近妙に抜け毛が気になる俺の頭皮にも一時(ひととき)の平穏を、と思った矢先。


「夏休ミ らじお体操 行ク」

「は?」

「地球ノ文化 知ル 大事」

「うん、大事だけど、でも」

「兄 一緒 行ク」

「えぇ……」





 新しい朝が来る。

 希望の……俺の頭にとっては絶望の朝だよ畜生!

 

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