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過保護な兄っていいよね（マテ
「毎月300字小説企画」様、６月のお題「折る」で書かせていただきました。
空白、改行、ルビを除く300字。
注意書き：１月から続いている地球人兄とUMA妹の話です。単話でも読めるつもりです。
ＵＭＡな妹が入学して一ヵ月。
俺の心配は本当にただの杞憂でしかなかったのか、何の問題も起きていない。
親父が言うように隠さなかったのが良かったのだろうか。
否。
銀色に発光したいかにも宇宙人な見た目の奴がセーラー服着て同じ学校、同じクラスにいるんだぞ？ 無反応なんてあり得ない！
もしや〝触らぬ神に祟りなし〟と言うやつか？
我が身かわいさに見て見ぬふりをしているのか？
俺には見える。
体育で誰からもペアを組んでもらえなくて孤立する妹が！
くそう、言語も文化も文明レベルも違う世界で暮らすために妹がどれだけ骨を折ったか知りもしないで……っ！
「だからって一年女子の体育に三年男子が混じっちゃ駄目」
「でも！」
「でもじゃない」
最近、お題に沿った話ではなくお題の文字をどう混ぜ込むか、になって来ていますね(´▽｀；）。
