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作業用BGMは吹き荒れる風音で。

「毎月300字小説企画」様、1月のお題「白」で書かせていただきました。

 空白、改行、ルビを除く300字。

 注意書き:昨年1月から続いている地球人兄とUMA妹の話です。


 宇宙でも雪は降る。

 正確に言えば「凍った液体が吹き荒れる」だけれども──と、いきなりどうしたのかと言うと、今まさにそんな現場にいるわけで。



 俺たちは妹の目の特効薬となる草の採取をしている。

 UMA(未確認宇宙生物女子)な妹の故郷の星にのみ生える草。それを素人に採取に行かせるはずもなく此処(ここ)は現地と同じ環境に設定された研究所の一角でしかないのだが、如何(いかん)せん地球人には過酷すぎる。


 無断侵入を許す交換条件とは言え、これは実質、罰だ。

 娘を奪いに来た(悪友)に対する親父の怒りだ。

 付き合わされただけの俺は黒か白かと言われれば白なのにと思いつつ俺は黙々と手を動かす。

 薬が完成すれば妹が、日常が帰って来るのだから。







 ……って、日常じゃないよな。アレ。


 



 

 

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