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兄の妄想はとどまることを知らない・第二弾
「毎月300字小説企画」様、12月のお題「装う」で書かせていただきました。
空白、改行、ルビを除く300字。
注意書き:1月から続いている地球人兄とUMA妹の話です。
研究所に忍び込んで捕まって。
拷問でも洗脳でもなく反省を促されている体で済んでいるのは俺が兄として面倒を見て来た実績、と言うよりもUMAの世話を俺一人に押し付けた後ろめたさがあってのことだろう。皆様の顔が物語っている。
と言うことは。
情に訴えれば勝てる!
「だって処分されるんじゃないかと思うと」
俺は妹を心配する兄を装う。
反応は上々。間違っても『開錠技術が何処まで通用するか試してみたかった(悪友談)』なんて言ってはいけない。
まぁそれが照れ隠しの建て前だってことくらいわかっているけれども。
「それに」
ってことで、後は任せな義弟よ!
「こいつも妹を待ってるんだ! 交際を認めてやってくれ!」
研究所を衝撃が襲った。




