10/19
再教育はマッドサイエンティストの香り
「毎月300字小説企画」様、9月のお題「育つ、育てる」で書かせていただきました。
空白、改行、ルビを除く300字。
注意書き:1月から続いている地球人兄とUMA妹の話です。
妹との同居生活から約半年。世間では二学期が始まった。
フォローとストレスでまたしても俺の頭髪は風前の灯、と思いきや、妹は研究所に里帰りしたまま戻ってこない。
何でも目からビームを出したのが良くなかったらしい。
やはり宇宙空間と地球は環境が違う。環境が違えば体への負担も違う。
ついでに再教育も必要だとか、まぁ俺にしてみれば久々に平穏が戻って来たわけで。正直このまま戻って来なくてもと思っ──
「いやそこは迎えに行く流れだろ」
が、悪友たちの意見は違った。
「帰って来た妹ちゃんが記憶抹消されてたり別人格を植え付けられたりしたらどうすんだよ!」
「んなわけ」
ないと言い切れないのが親父の研究所だけれども。
どうする、俺!




