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親父が再婚したので妹ができました。
「毎月300字小説企画」様、１月のお題「初」で書かせていただきました。
空白、改行、ルビを除く300字。
注意事項なし。
今日は新しい家族との初顔合わせ。
漫画でよく見る親同士の再婚ってやつで俺にも妹ができることになった。
悪友たちから〝「妹なんて幻想」と言いながらも、ことあるごとに妹に甘いところを見せてくる攻撃〟を受け続けて十余年。
１８禁漫画な展開はさすがにファンタジーが過ぎるけれど、親父曰く『母親に似て、目が大きくて小さくて華奢』な妹に期待するなと言うほうが無理と言うものだ。
と言うわけで、連れて来られたのは親父が勤める研究所。
再婚相手は同僚か？
俺は相手方が待つ部屋に足を踏み入れ──。
待て親父！
確かに『母親に似て、目が大きくて小さくて華奢』だけど！
肌が銀色で髪の毛がなくて発光してるってのは聞いてないんだけどーー!?
