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執世の驚愕
こ、これは……
「執世」は息を呑んだ。
魔都と化した一つの地が崩壊している。
破壊の光景。
それも尋常な力ではない。
地に空いた極大の空洞。
それはこれを成した者が極大の力を示している事を雄弁に示していた。
「圧倒的じゃな」
『執世』は絶句した。
彼は『執世』として多くの者を率いる立場にある。
精強なる鎌倉の古強者。
だがそれらを束ねても、この破壊の主には太刀打ちできる気がしない。
(太刀打ちできるとすれば)
奇跡。
(人の祈りが……真が……)
この執世が見込み賭けたあの存在。
百万の軍を討滅させた
(あの男なら…………)




