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ゴルディア視察行 0 (鶏を買いに行こう!まとめ編) 改

支店を開店することにしました。本編共によろしくお願いします。 

 本編の第118部分”ミッションコンプリート!”辺からの物語となっています。その前の事件は、第79部分”閑話1 鶏を買いに行くよ!~僕はビルック~”の鳥を買いに行ってちょっかいに会い、領主の息子の頭を握りつぶした辺りが因縁の始まりです。


 セツナ…”真”の勇者。頭も良いしめちゃくちゃ強い。本編の主人公

 トワ…セツナの実弟。この世界にはもう一人のミツル(ミッツ)と先に来ていた。

 ビルック…豚耳族の青年。料理の好きな心優しい青年。ミッツの養子。


 このシリーズの投稿は17時を予定しています。ヨロシクオネガイシマス。

 私はセツナ。ひょんなことからこの世界に呼ばれた。一応は『勇者様』と呼ばれる超人だ。自分でいうのもなんだけどこの世界では”最強”じゃないかしら? 私ってば。ふふふ

 

 元はこことは違う”異世界”に召喚されていたのだけれどもね。

 米国に帰るジャンボ、乗員、乗客丸々、異世界に呼ばれたわけ。

 おじさま――同郷の日本人のミツルおじさま――に聞いたところ、幸いに、乗っていた飛行機は郊外、筑波山に突っ込んだやら。二次的被害が出なくてよかったわ。都内や都市圏に落ちたら大変だったもの。当時は乗客の死体、肉片一つ見つからなかったことから騒がれたって。

 

 で、呼ばれた世界。これがまた。時間があったらゆっくり話すけど、どうにも胸糞な世界だったわ。勇者というものはチェスの駒。下手すりゃ、強靭な兵を生む繁殖奴隷だったわ。

 私はそっち方面のお勤めはなかった。なにせ、『主人』がロリコンだったからね。ああ、完璧、強固な、命すら縛る『奴隷契約』が成されていたのよ。頭来るでしょ。

 綺麗な服で飾り立て、相手の駒、同郷の――この場合地球人ね――を殺させる。訓練と称し、自分の国の兵を殺させる。あいつは気に食わんと殺させる……この手でね。

 おかげさまで強大な力と、その力を行使する強靭な精神力を得ることができたわ。”勇者”といっても所詮は”人”それも平和な日本から来たのだ。

 同じ形の”人”を捻り潰す、切り刻む力を行使するには強靭な精神力が必要だ。でなければ気が狂うか、只の快楽殺人犯に堕ちてしまう。私自身も何度も堕ちそうに……って、今はそんな話は良いわ。


 流石に別の世界まではその効力も届かなかったようだけどもね。ま、そんなわけで、こっちの、別の異世界を楽しんでるってわけ。おまけと言ったら拗ねるだろうけど、可愛い弟の永遠とわもいるし! てか、あんたも呼ばれちゃったのね……異世界に。

 まぁ、そんな訳で、今はミツルさんのところにお世話になっているの。今後は隠居をキメて面白可笑しく過ごしていく予定だ。


 楽しみと言ったらやっぱり一番は食事でしょ。なので、現状の食糧事情を向上すべく、私、弟のトワ、そして、おじさまの養子のラブリー抱き枕、ビルック君と、卵を産むニワトリの購入に来ている。

 なんでって? 食べたいじゃん! 目玉焼き! 卵焼き! 卵は粉ものやスイーツの原料にもなるし! だって、アヌヴィアトの町で卵を買おうにも、ほとんど見かけない。あっても少なく、とっても高価、高級品の部類だ。そうねぇ、昔は日本でも、とても高価だったと聞くし? もっと周りの農村から売りに来ても良いものだが、鮮度が心配なのよね。TKG……お米まだないけどぉ、目指すのならば自分ところで生産しないとね! 

 おじさまも子供たちに食わせたい! ならダンジョン内で養鶏をしよう! という運びとなった。知らない所から買って食中毒も怖いしね。

 めざせ! プリンにTKG!

 

 調べてみると、所々に”産地”と呼ばれるところがあって、ほぼ独占のようだ。養鶏の秘伝やら、”血統”もあるようで卵を産む親鳥、雛自体があまり流通しない。村の特産、資金源だからね。今回は、天下のヴァートリー商会の紹介状を携えての仕入れ行脚となっている。

 ……


 馬車を走らせ、野営を数度。ゴルディアという街の城門に到着。

 このゴルディアは”魔の森”に対する防衛都市も兼ねている城塞都市。強大な結界を有し、元々商人だった村長? が、貴族になったとかなんとか?

 ほぼ属領の村、”魔の森”の浅場にある、冒険者の町”ナーナ”への玄関口となっていて”魔の森”の恵みを独占してるそうだ。


 ザックリと説明【魔の森】と言うのはこの大陸の多くを占める森。ふか~い森。

 深部――中心部に行くほどに魔素――魔法の燃料みたいなものね。が、濃く、強力な魔物や巨大な魔獣が跋扈する森とされてるわ。

 この世界の人族は弱く、浅場をチョロチョロする程度。屈強な獣人でも少し入った中層部がやっと。私? 私ならもうちょい奥まで行けるけど、特に関心ないし。

 藪を突いてとんでもないのが来たら不味いでしょ。という訳であまり森にはいかないわ。今のところはね。

 普通に人が入れないってことだから貴重な資源がザックザクっていう訳ね。


 で、戻るわよ。

 紹介状を頂いたヴァートリーのゴルディア支店へお使い。お届け物と情報を収集するつもりだったのだけど…… 

 

 「とまれ!」

 槍をもった小汚いのがワラワラと出てきた。……衛兵? にしては品がない。冒険者風?

 「私たちは依頼で来ました。商業ギルドの証あります」

 と、トワがギルド証を見せる。

 が、奴らの目は此方の大きな馬に向けられる。馬よ。馬。只の?

  

 「な、なんだそれは」

 ……馬よ。そんなのもわからないの? 鹿に見える? まさしく馬鹿ね……くくく。

 「バトルホースですよ。アヌヴィアトで登録済です。問題でも? 身分証の裏書きでも証明してますが」

 と、丁寧に説明するトワ

 そんなのどうだっていいじゃない……さっさと鶏買いに行きたいのですけど!

  

 「お待ちなさい。この街にはこの街の決まりがあります。そのような魔物を入れるわけにはいきません」

 なんだぁ~このチャラいのは。奇麗なおべべ着て。お貴族さんのお子様かね?

 村に入れないと大変なのですが? 依頼あるしぃ

 

 「じゃあ、馬とここにいるから、姉さんたち行ってきて。そこらで寝てるわ」

 「あの外套って……」

 「ああ……」

 馬から離された視線が今度はビルック君に。ふふふ

 

 おっと! ここで補足! この大陸の大店、貴族すら一目置く商会。ヴァートリー商会。

 貴族との軋轢も何のその! 過去には結構な血なまぐさい逸話がごろごろしている、素敵? な商会だ。よくもまぁ存続しているものだわ。

 で、その商会の武闘派輸送隊”くれない”隊の制服を一緒に来たビルック君(豚耳族)に着せてるって訳。

 何でかって? 悪戯よ。ただの。面白そうじゃん。この世界、獣人族を下に見る風習があるからね。

  

 「いえいえ。迷惑です。門の前では」

 それにしても……しつこいわね! このチャラ男は! 何が言いたいのよ?

 「豚耳だぞ?」

 「しかし……」

 「しっ! 黙ってろ」

 雑兵さんの何人かは落ち着かない感じ?

 「……あっち行くからいいだろ? あんたの目の届かないとこに行くさ。じゃ、よろ~~」

 

 「領主様に知らせた方が……」

 「いや! 警備隊長呼んで来い!」

 気づいてるようね……うちらがヴァートリー商会の”所属”――じゃないけど、特務隊の”紅”って。

 

 「トワちょいどいて。失礼します。こんなとこで時間をつぶしたくないんですよ。次の用事もありますし。仕方ありません。証明書付けていただけますか?」

 「証明書? 何を証明しろと? お嬢さん」

 「あら、お分かりなりませんの? だいぶ軽いようですね。そのチャラい頭。私たちは荷物を届ける依頼を受けてここまで来ました。ここまでは解ります?」

 「……」

 ぽかんと拍子の抜けた、間抜け顔を晒すチャラ男の御曹司君。聞こえてますかぁ~~。こんな小娘に悪態吐かれるなんて思いもしなかったのだろう

 「サイン貰えないと料金もらえないだけじゃなく、違約金取られるんですよ。わかりますかぁ?」

 「が、ガキが!」

 はっ! と、気づいたように、真っ赤な顔に。やっと鈍い脳漿に私の言葉(悪口)が届いたようだ。

 「はぁ、どうします? もっと偉い人いないんですか? コレじゃ話になんないですよ?」

 「き、貴様! 死ね」

 あらまぁ。剣を抜くチャラ男……もう、お猿さんでいいわ。言葉通じないし。

 「ルファン様いけねぇ! さがってくだせぇ」

 「領主様に怒られますぜ」

 「うるさい! 私は貴族。いうことが聞けないのなら死ね!」

 あらあら。死ね、言ったわねぇ。ふふふ

 「貴族の坊ちゃん? 何でこんなとこに? 言うことってなんですか? 通行料でも?」

 「ガキが! その馬を献上しろ! 俺が有効利用してやる!」

 「あらら”疾風”が狙いでしたの? ……死にますよ? お坊ちゃん」

 トワの愛馬”疾風”って言うのよ。大きなバトルホースの。

 「だまれ! ガキが!」

 

 ……はぁ。つまんない。


 何時まで付き合わないといけないのかしら、この茶番。トロ臭い風船頭。動きもトロい……。台詞も同じ……。要約すれば、うるさい! だまれ! だけ。

 ヒョイと躱す。

 ムキになるかな? 馬鹿だし。はぁ。これだからお貴族様は面倒なのよ。自分には手が届かない……その謎認識……どこの世界も一緒だわ。そんなに優れてるのかしらねぇ

 

 「偉い人連れてきてよ。じゃないと殺しちゃうわよ? このお坊ちゃま」

 雑兵に声をかける。ほら! 慌ててないで止めるなり、人呼んで来なさいよ!

 「無礼打ちだ!」

 ”ぶん!” ”ぶん!”

 ほらぁ……剣振り回して……ムキになっちゃったわ……。

 ひょいと躱せばたたらを踏む。剣がおもすぎるのよ。腕細いし?

 で、悪態の雨あられ。

 おいおい。斬られてやる義務も努めもないわよ。

 

 「はぁ? 次きたら……そうねぇ。その右手もらうね♡」

 殺される気なんて無いもの。

 「ちょこまかと! くそガキ ”ぶりぅぶき! ぶちぃ!” き……?……へ? い、痛い? いだ!いだい! ぎぃいやぁあがぁーーぃふでがぁおれのぉ腕がぁ!!!」

 

 もぎりました。もぎもぎ。

 斬りかかってきた腕を取り、円を描くように。関節外して引きちぎる!案外簡単に取れるのよ? 人体なんて。

 その、もいだぁ、おててもぉ ”ぐぎりぶききごききききぃ” もぎもぎ。べきべきに握りつぶして肉団子にしてやるさ!

 さぁ! この世界の回復魔法とやらの性能を私に見せてもらおうかぁ!

 ……とはいったものの。期待外れで魔法もポーションも大したことも無く、御曹司のお手手は回復することはなかった。

 この御曹司がまさか領主のお子様だったとは。しかもわがまま放題の屑の。

 ……

 

 ……

 

 鶏を大量購入! みっしょんこんぷりーと! ルンルン気分で意気揚々帰路に……

 ほら来た……。例のお貴族様だ。ご丁寧に騎士団引き連れて。しかもお目付け役? 斥候っぽいのが付いてきてるわね。ったく……これだから……滅ぼすぞ?

  

 「我々はゴルディア所属防衛部の者。貴様らを拘束、法廷にかける!」

 と、堂々と、胸を張り宣誓する騎士。

 はぁ? 騎士ってこういうことだけは一丁前よねぇ。

 「容疑は?」

 ……どうせ、なん癖。私怨でしょう?

 「領主子息に対する暴力だ!」

 ……そう来たか。あら、居るじゃない。青い顔して。普段でしたら怒りで赤くなるところだけどぉ。青い。血ぃたりてる? それでもニンマリ笑うのねぇ。お仕置き、足りなかったかしら?

 

 「門衛の話で正当防衛は認められたが?」

 と、トワ

 ……私怨だって。関係ないわよ。律儀に対応なんかしなくてもいいのよ? こんなの

 「申し開きは法廷で!」

 

 バカ……か? そんなところにのこのこ行くわけなかろうが! どうせ、武器捨てたらそのまま刺す気だろうが。

 「否!」

 はい! 決定! 殲滅ね!

 「抵抗するか!」

 「貴様らの理不尽には飽き飽きだ」

 ……


 「皆、死んじゃったけど、どうする?」

 騎士? とっくよ。そんなの

 で、騎士という盾を無くした御曹司君

 「……た、たす」

 さらに青くなってブルブル震えてる。ねぇ? もともと血足りなくて青いのに。まぁまぁ哀れねぇ。

 「助けるはなし。いいよ私に勝ったら逃がしてあげるよ。恨みを晴らすチャンスだ!」

 よかったねぇ! 御曹司君!

 「……たす」

 お貴族様の心理、いえ、真理ね。自分には”刃”が届かないと謎の確信をお持ちだ。何処の世界もどこの貴族も一緒よねぇ。

 そして、いざ、自分に届くと……ほれ、皆、命乞い。もう遅いって。潔く……死ね!

 「だぁ~め。掛かってこないならこっちから行くよ?」

 「たす ”ぐごぎゅぎぃい” はッは。……」

 こめかみの辺りをギュッと握り、頭蓋を粉砕して終了! 即死ぜずに……苦しみながら逝け!

 頭蓋が砕け、目玉が飛び出て。直に脳が血で圧迫されて。

 「はい、おしまい。」

 

 この手で何千、何万もの命を握りつぶしてきた。愛した人も、友も……ふぅ。

 騎士団の面々? そんなモノ、案山子と一緒よ。バッサリとトワの練習台になってもらったわ。勿論、全員死亡。お貴族様も含めて皆には行方不明になってもらおうか。

 ……

 

 ……

 

 真っすぐ帰りたいのに……

 盗賊と、えんかうんとぉ! で……お荷物が……同じ女同士。少しは同情するけど……近くの町。因縁のゴルディアに送り届けることに。はぁあ、行きたくない……

  

 「お、お前たち! なにしに!」

 まぁ、こうなるわなぁ。騒ぎ起したばっかだし。

 「隊長様でしょ? 経緯くらいは理解してると思うけど。たいへんね~商会から苦情入るわよ。忘れようとしたけど、今の態度で”商業ギルド””鍛冶師”ギルドから、あんたの名指しで抗議、送らせてもらうわ。使えない門番だって。鍛冶師も引き上げようかしら。ナーナの冒険者激怒ものね」

  

 「ガキが! 調子に乗りおって!」

 ま、しょうが無いわね。確かに小娘だもの。どうしても侮られる。

 「抜く? 死んじゃうよ。その調子こいてるガキが、”鍛冶師”ギルドの”理事”なのほら。解った? わかったら、話の分かるのを連れてきて。あんたはお終い。身の振り方でも考えれば?」

 金色の鍛冶師ギルド証をふりふり。そう、理事様のしるし! ひょんなことから押し付けられた”権威”だけど、こういった腰巾着の大馬鹿には効くのよねぇ~真っ赤な顔から真っ白になった……。

 ”どさり”? ……卒倒したのかしら。いい気味。そのまま血管切れて死んじゃえばいいのに。


 「私が警備部門統括のエネルです。昨日はご迷惑をおかけしまして誠に申し訳なく……」

 ……。ふぅ

 「お聞きしたいのですが……領主子息以下、騎士の姿が見えません」

 申し訳ないなど全く思っていないわね。こいつもバカだわ。

 「可笑しなことを。なぜ私が?」

 「いえ……昨日の件があったので……」

 「街を出て報復に? バカですか?」

 「……」

 「遭っていませんよ。盗賊退治してましたし」

 

 うっそ! でぇ~す! もう死んじゃっていまぁ~す! ざまぁ!

 「ですか……」

 「それに、逆恨みで襲ってきてそれを撃退したら罪になると? 街の外で。盗賊と変わらないのでは?」

 「……りょ、領主の息子ですし……」

 はぁ? ダメだ。全く要領を得ない。

 「殺されろと? 領主一族なら何をしても良いと。怖い町ですね……。ギルド員の撤退も考えましょう。私こう見えて”鍛冶師ギルド”の”理事”ですの。こんな所なら無理難題言われてるかもしれませんね。早速調査団を派遣して対応をしましょう」

 また、金の証をみせる。ふりふり。

  

 「! ま、待ってください! ここは冒険者の街!」

 「知りません。ギルド員の安全第一です。問題なければ今まで通りですよ。なんら、変わりませんよ?」

 「……し、しかし」

 「これは決定事項です。エネル殿、後日、領主殿宛に書面と調査団派遣の日時をお知らせしますね。そうねぇ~。移動も考えますと二月~三月後頃でしょうか?」

 

 馬鹿かコイツ? ……あからさまにエネルの顔の表情が……ホッと。

 ……間抜けめ!

 安心してるな……何かあるな? 黒だな。 

 それにしてもすんなり信用して……バカねぇ。証拠隠滅の時間なんかあげない。来週、速攻くるけどね。鶏置いてダッシュで来るから! 待ってろよぉぉぉ!

 くくく。楽しみ……。

 なにか?

本店共々よろしくお願いします。

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