第五章☆エメラルドの夢
第五章☆エメラルドの夢
レンガの黄色い道を歩いていくとエメラルドの都にたどり着くの!
「オズの魔法使い」を本で読んで、アニメで見て、エメラルドがとても魅力的だった。
「美咲」
オズの国の謁見の間に美咲はいた。
椅子の中は空っぽ。どこから声がするのだろう?
「美咲。サファイアとルビーだけじゃ飽きたらなくてエメラルドも望むのか?」
えっ?
美咲は蒼白になった。
「よしこ叔母ちゃんのルビーの指輪をお前が持っているね?」
「ち、違う…」
いつの間にかお祖母ちゃんの家にいた。
誰かがよしこ叔母ちゃんをナイフで刺した。転がるルビーの指輪。美咲はそれを拾って脱兎のごとく駆け出す。
「違う違う!私じゃない!」
「じゃあ、それは?」
指輪は美咲の指に。
「違う!」
泣き叫ぶ美咲。
「助けてやろうか?」
白い燕尾服とシルクハットの男が微笑んでいる。
「あなたは誰?何を知っているの?」
「俺はデルムント。本当のことを知っている。全てコーンフラワーとピジョンブラッドから聞いた」
蒼い精霊と紅い精霊。確かに美咲にも見えた。
「犯人はそれなりの罰を受けなくちゃならない」
「私は犯人じゃない!」
「知ってる。ただ、指輪は持っているね?」
「…はい」
お祖母ちゃんの家に行ってみたら、よしこ叔母ちゃんが亡くなっていた。美咲はよしこ叔母ちゃんの指から指輪を外して持ち去ったのだ。
「助けて、デルムント」
「よし!」
デルムントは美咲を抱えると、時空を跳んだ。




