気色のわるい…
清く正しく、がモットーの団子に、気色の悪い、ねずみ色した茶碗が傍らに来やがった。
どうして、どうして、いつも、いつも、私の傍に来るんだろう?てな事を考えていたら、ママが寄越したハイエナだという事に気が付いちゃった。
そうして、幾日が流れる………
9年前のとある夏の日。
従兄弟の棒ちゃんが、飴玉を乗っけて、私とねずみの処へ来た訳だ。
どうして、どうして、どうして、私の居場所は、こんな無神経な鉄砲玉ばかりが寄るんだろう?
日々の生活…人間がいつも息してる…よくしぃんと静まりかえった部屋で人が泣いてる…笑ってる…
もうすぐしたら、私もたべられちゃうんだろうね。私の体は三段になってて、黄緑・白・ピンクの着物で色づけているのに…そばに来るのは、いっつもげびたお隣さんばかり。
まぁいいや、たべられちゃったらあなたたちを見ることもなく、「気色のわるい隣人さんたち」と居る必要もなくなるんだから。
「げっ!こいつの口の中、もっと、気色わるい…うぇあ~~~!!!」