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プロローグ

「結城結城、…」


「ねぇねぇあかね、…」




-------



「…うん、‥うん、‥そっかぁ、

大丈夫、いいこともあるさ、‥だから、ね」



今日も同じクラスメイトの彼女の話を聞いてあげる


ことの始まりは泣いてるクラスメイトを見て、なんとなく可哀想に思えて、…それだけ


購買で買ってきたジュース缶をそっとおいて


「どした?」


そう話しかけたのが始まり








翌日から私は彼女達グループの『良き相談役』


私の意図しないところで彼女たちは私を『お姉ちゃん役』として、一風変わったキャラクターに仕立て上げたのだ






もともとあんまり友達っぽい友達はいない


気にしないと言えば気にしない




それでも、欲を言える物ならば、お姉ちゃんでなく同級生がよかったと思う





なるべく失敗しないように、なるべく嫌われないように


そうして来た結果が、今の八方美人な私に繋がってきたのだろう



別に間違ってなんかない、…今でもそう思ってる





ちょっとだけだ



ちょっとだけ、もったいない事をしたかもしれない学生時代を、






ほんの少しだけ、


惜しんでいる


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